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習慣性流産と鍼灸

投稿日:2017/10/20

妊娠はするのに流産を繰り返すのは、本当につらいことだと思います。
授からないつらさとはまた違った精神的な痛みがあるのではないでしょうか。

現在医学的に、流産は原因が分かるものもありますが、原因不明のものが圧倒的で、全体の65%を占めると言われています。
現代医学では、まだまだ解明されていないことが多いと言えます。
『原因が分からないものには治療法なし』というのが現代医学的な治療観ですので、このような人たちへの治療は行われません。

 

しかし、鍼灸(東洋医学)では違った切り口でのお手伝いができます。
『体質改善』です。
体質改善により流産を防ぐ方法が昔より伝えられています。

流産のための体質改善には『冷えの改善』、『血流促進』、『ホルモンバランスを整える』という3つのポイントがあります

 

●冷え

基礎体温が低い。手足が冷たい。お腹や腰回りが冷えている。
このような場合、骨盤の中にある婦人科系(子宮)が冷えている可能性が高くなります。
冷えによって、本来の赤ちゃんを育てる力が低下してしまいます。 昔から、妊娠した時には、おなかを冷やさないようにと言われるのは、こうした理由があるのです。
ただし、温めたときに暑苦しいようですと、それは逆効果です。
「温めたら気持ち良い」場合は有効です。

 

●血流

血流がしっかりしていると子宮・卵巣は十分に栄養されます。
赤ちゃんのベッドである子宮内膜は、毛細血管の集まりです。
また、リン脂質抗体や凝固系異常では、血流が悪くなることが、流産の直接的な原因となっています。

 

●ホルモンバランス

鍼灸・東洋医学では、ホルモンのバランスが整っていることを『育てる力がある』と考えています。
妊娠力のひとつとして非常に重視しています。
これはホルモンだけでなく、免疫系のはたらきとも深く関わっています。
特に、不育症・習慣性流産では、自己免疫の異常が非常に大きく、影響します。

 

実際の鍼灸では、『冷えを改善する』ツボ・『血流促進する』ツボ・『ホルモンバランスを整える』ツボを使っていくことになります。

全身にある、それぞれに役立つツボを鍼灸で刺激することで、それぞれの働きを促進させます。
そのツボは、どこかに一つだけあるわけではなく、身体全身に散らばっているし、その組み合わせ方も重要になってきますので、お身体の状態をよく判断して治療をさせていただきます。
身体を温めることで、子宮や卵巣を元気にしていきます。
温かい子宮は、赤ちゃんにとって心地よいベッドです。

また東洋医学では「子宮は血の海」という言葉があるように、血流が促進されることで子宮・卵巣も養われ、無事な出産へ導くとされています。
もちろん血には、赤ちゃんに栄養をしっかりと届ける働きもあります。
婦人科系の元気が整うことで、流産しないように、赤ちゃんをお腹の中にとどめてくれている力がしっかりしてきます。

 

当院では「妊娠しやすい身体」「妊娠継続できる身体」を作る身体づくりをしていきたいと考えています
それは、妊活と流産を防ぐ身体づくりが、同時にできるということです。

ただし鍼灸は、1回2回の短期間で効果を出すものではありません。
続けていくことで体質を改善します。
そして、母体が健康になればなるほど、妊娠する力、育てる力は高まっていくのです。

ぜひ一緒に頑張りましょう。

 

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