下車坂治療院の施術例
目が覚めたら左手がしびれて動かない
-
腕
-
手
-
女性
-
20代
2020-09-08
病院での診断
橈骨神経麻痺による下垂手
これまでの経過
【現病歴】
20XX年11月、起床時に左手のしびれと感覚鈍麻、手首・手指の動かしにくさを感じた。整形外科を受診したところ、橈骨神経麻痺と診断され、アリナミン注射を3回受けた。併せてビタミン剤も服用している。
しびれと感覚鈍麻は改善したが、左手首・手指の動かしにくさが続いているため、発症から10日後に来院された。
【所見】
左下垂手。
感覚鈍麻・しびれは、ない。
非利き腕のためADL障害は少ないが、パソコンのキーボードを打つことが困難。入浴やトイレが不自由。
左第1指の伸展・外転不可。
第2指・第3指の伸展も不可。
第4指・第5指は伸展できるが伸展の保持はできない。
左手関節背屈不可。
左肘関節屈曲はできるが、健側に比べ筋力低下。
左肘関節伸展は問題なし。
左上腕・前腕の橈骨神経走行上に圧痛点あり。
20XX年11月、起床時に左手のしびれと感覚鈍麻、手首・手指の動かしにくさを感じた。整形外科を受診したところ、橈骨神経麻痺と診断され、アリナミン注射を3回受けた。併せてビタミン剤も服用している。
しびれと感覚鈍麻は改善したが、左手首・手指の動かしにくさが続いているため、発症から10日後に来院された。
【所見】
左下垂手。
感覚鈍麻・しびれは、ない。
非利き腕のためADL障害は少ないが、パソコンのキーボードを打つことが困難。入浴やトイレが不自由。
左第1指の伸展・外転不可。
第2指・第3指の伸展も不可。
第4指・第5指は伸展できるが伸展の保持はできない。
左手関節背屈不可。
左肘関節屈曲はできるが、健側に比べ筋力低下。
左肘関節伸展は問題なし。
左上腕・前腕の橈骨神経走行上に圧痛点あり。
鍼灸院としての診断
橈骨神経麻痺
治療方針
生活の不自由さを解消することを目的に鍼治療を行う。
最終的には橈骨神経の完全回復を目標とする。
週2回程度の治療をすすめた。
最終的には橈骨神経の完全回復を目標とする。
週2回程度の治療をすすめた。
治療内容
初診:左上腕・前腕から橈骨神経近傍に刺鍼し、1Hzで15分の鍼通電を行った。併せて5分程度の指圧も行った。
セルフケアとしては無理に動かそうとしないこと、できれば装具で固定することを薦めた。
第2診:肩こりの訴えもあるため、前回の治療に加えて、左右僧帽筋の鍼治療も加えた。
第4診:少しずつ使えるようになってきたが、すぐに疲れる。今までの治療にキネシオテープでのテーピングを加えた。
第9診(発症から50日目):左手関節の背屈ができるようになった。
第12診:左手関節背屈動作が軽い抵抗を加えてもできるようになった。左第2~5指も軽い抵抗を加えても動かせるようになった。
左第1指は抵抗を加えなければ動かすことができる。
第13診(発症から85日目):左手関節、手指のすべての動作が強い抵抗を加えても動かせるようになった。この日で治療終了。
セルフケアとしては無理に動かそうとしないこと、できれば装具で固定することを薦めた。
第2診:肩こりの訴えもあるため、前回の治療に加えて、左右僧帽筋の鍼治療も加えた。
第4診:少しずつ使えるようになってきたが、すぐに疲れる。今までの治療にキネシオテープでのテーピングを加えた。
第9診(発症から50日目):左手関節の背屈ができるようになった。
第12診:左手関節背屈動作が軽い抵抗を加えてもできるようになった。左第2~5指も軽い抵抗を加えても動かせるようになった。
左第1指は抵抗を加えなければ動かすことができる。
第13診(発症から85日目):左手関節、手指のすべての動作が強い抵抗を加えても動かせるようになった。この日で治療終了。
施術回数・頻度・期間
初診から75日で13回の治療を行った。
施術後のケア
橈骨神経を圧迫し続けるような体勢を保持しないこと。