かわち鍼灸院の施術例

体の痒み・首肩こり・むくみ 30代女性

2025-05-01

病院での診断

特になし(検査で異常なし)

これまでの経過

職場でのストレスが続いていた影響か、体の痒み、首肩のこり、足のむくみが強くなり来院されました。痒みは特に右季肋部に強く、足は夕方にかけてパンパンになる状態が続いていました。
ご本人も「足が太くなりすぎて嫌になる」と話されており、身体だけでなく気持ちの面でもつらさを抱えておられました。

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鍼灸院としての診断

東洋医学的には、ストレスによって「気滞(気の巡りの停滞)」が起こり、それが熱を生み、体表に炎症として痒みが現れたと考えました。また、気の巡りが悪いことで水分代謝も滞り、「水滞(むくみ)」も併発している状態でした。

特に痒みが出ていた右季肋部は肝の流れと関係が深く、ストレスによって「肝気鬱結(かんきうっけつ)」となっていたと考えられます。

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治療方針

・気滞の解消
・肝の調整
・水滞の排出
・頭部の熱の抜去

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治療内容

初回は、気滞の解消を目的に「合谷」と「太衝」、水の流れを整えるために「京門」、熱を引くために「百会」に鍼を行いました。

施術後は「体が軽くなった感じがする」とのことで、1週間後の再来院時には、足のむくみがほぼ解消し、「足が細くなってる!」と大変喜ばれていました。

その後も似た施術を継続し、5回目の施術終了時には痒みも完全に消失。また、退職と同時に首肩のこりもなくなったことから、やはりストレスが大きな原因と考えられました。

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施術回数・頻度・期間

週1回ペースで5回(現在は月1回通院中)

※ 鍼灸の施術では、早い段階で症状がやわらぐこともありますが、
体の状態を安定させていくには、ある程度の期間をかけて整えることが大切です。
そのため、継続した通院をおすすめしています。

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施術後のケア

・ストレスと症状の関係性を丁寧に説明
・退職後も体調維持のため月1回の健康管理施術を継続中

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