かわち鍼灸院の施術例

生理前に起こる頭痛、便秘

  • 頭
  • 腹
  • メンタル
  • 女性
  • 30代
2025-01-19

これまでの経過

生理前や、仕事でストレスがかかるタイミングになると額の辺りがズキズキと激しくて痛む。この状態になると食事が全く取れなくなり、薬を飲んでもあまり効き目がない。
便秘は3日以上続くことが多いが本人はあまり気にしていない様子

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鍼灸院としての診断

生理前やストレスがかかると不調が現れるから、東洋医学では「肝」の異常が原因と考えられます。また、便秘も同時に起こっているため「胃」「脾」も関与していると考えられます。

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治療方針

症状の改善には、「肝」「脾」「胃」の調整を背中にある背部兪穴（はいぶゆけつ）で行います。その後に手足のツボで気血水（きけつすい）の循環を良くする施術を行います。

鍼灸施術で効果があると
①顔にツヤが出る
②お腹がグルグルと鳴る
③呼吸が深くなる
などの反応が見られます。

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治療内容

腹診：お腹を触っていき、張りや硬さを見て患者さんが嫌がる部分がないかを観察します。この方は「胃」の部分で圧痛が見られたため、これが無くなるかを1つの目安にしていきます。

望診：顔色やツボがある経絡（けいらく）というラインを観察して、どのツボが使える状態なのかを確認します。また、頭痛の起こっている部分を観察して今どの程度辛いのかを大まかに判断します。この患者さんの場合は黄色と黒が混じったような顔色で胃経、肝経、大腸経、胆経、脾経、三焦経、が反応していました。

施術：まず、背中にある背部兪穴（はいぶゆけつ）というツボから気血水の流れを通せんぼしている障害物を除き、先程みた経絡が本当に異常だったのかを確認します。仰向けになっていただき、もう一度確認しなおすと反応している経絡は胃経、大腸経、胆経だけになっていました。なのでその部分だけ鍼を行います。
顔ツヤが出てきたので痛みはどうか？伺うと「右側だけ少し残る」とのことだったので、仕上げに右側の額付近の髪の毛を介して振動治療器を2分間使いました。使っている途中から「もう全然痛くないです！」と言って顔のツヤも充分に出ていたためこれで施術を終わりました。この患者さんは全て刺さない鍼で施術を行い、刺す鍼は1本も使っていません。

施術後：あれから５回程いらっしゃっていただきましたが、毎回同じような施術を続けていくと、2回目の施術の際には便秘が1週間起こらなくなり、3回目からは頭痛薬も飲まなくなりました。5回目の時点で施術出来るツボもなくなり、頭痛も起こらなくなったので施術を終了しました。

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施術回数・頻度・期間

５回・週に１回・2ヶ月弱


※ 鍼灸の施術では、早い段階で症状がやわらぐこともありますが、
体の状態を安定させていくには、ある程度の期間をかけて整えることが大切です。
そのため、継続した通院をおすすめしています。

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