やわらげ鍼灸roomの施術例

顔面神経麻痺(右側)

2025-10-15

病院での診断

顔面神経麻痺(末梢性)

これまでの経過

右顔面神経麻痺を発症。病院へ半年間通院。

麻痺には朝起床時に気付く。
 
右顔面部を動かせず垂れ下がる。右口角が上がらない。口を開けると右まぶたが閉じる、右口から飲み水が垂れる。
 
病院では原因不明と診断。薬物治療中(最初だけステロイド、現在はメチコバール、アデホスコーワ、カリジノゲナーゼ)だが、イマイチ変化がない。

日常的に仕事のストレスが続いていた。

続きを見る

鍼灸院としての診断

経絡弁証:情志不遂(ストレス)と疲労による肝気鬱血→肝風内動→肝血虚(顔面神経への血流が不足する)→気虚、体力低下による気血不足。

西洋医学的考察:強いストレスや疲労困憊により免疫能が下がり、顔面神経末梢部への血流が阻害または滞っている可能性。もしくは神経腫瘍での神経圧迫の可能性。

※ベル麻痺またはラムゼイハント症候群は病院で診断されていない。

続きを見る

治療方針

鍼灸施術、鍼通電療法

続きを見る

治療内容

右顔面部の経穴と筋肉に刺鍼し、一部へ鍼通電。

使用した鍼:寸6-5番、寸6-1番、5分₋00番

施術した経穴:翳風、翳明、上関、下関、四白、太陽、絲竹空、魚腰、攅竹、瞳子廫、顴髎、天容、印堂

施術した筋肉:口輪筋、頬骨筋(大・小)、眼輪筋、側頭筋、前頭筋、咬筋

鍼通電:(翳風-翳明3&10Hz弱め10分)(下関-四白3&10Hz強め10分)(太陽-上関3&10Hz強め10分)(咬筋3&10Hz強め10分)

続きを見る

施術回数・頻度・期間

15回。

初診の3回は10日に1回。以降は1か月に1~2回。

初診~3回目までは、慢性期の麻痺とこわばりが強かったため、通電を行い、強い刺激で筋肉と神経を刺鍼した。

4回目~8回目からは表情の動きが出てきたため、00番鍼で弱く刺激。通電は辞め、末梢神経の生成を促す。

9回~15回、表情が作れるようになり、垂れ下がりがリフトアップし、見た目も戻る。

続きを見る

施術後のケア

セルフケアで表情の筋肉を根気よく動かす時間を作ることと、温シップなどで温めて神経への血行をよくするよう伝える。

続きを見る