鍼と灸 えんの施術例

頭

めまい メニエール病

2022.08.01

病院での診断

メニエール病

これまでの経過

♦1ヶ月程前に突然立っていられない程の回転性の眩暈が生じ、嘔吐するほど気分が悪くなったので救急車で病院へ。
そのまま診察を受け メニエールと診断され、点滴と薬で様子を見ていたがなかなか眩暈が収まらなかった。
♦横を向くとフラついてつまずいたり、就寝時、仰向けで寝ようとするとグルグルと眩暈がする。
♦インターネットで検索して、眩暈に鍼灸が効果的だと言う情報を見て、施術を受けることに。

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鍼灸院としての診断

♦首肩の筋肉が固くなり、血流と同時にリンパの流れも悪くなっているのではないか。
♦お尻から背中、首にかけての筋肉も固くなっていたので、それによる血行不良もあり眩暈を引き起こしているのではないかと考えました。
♦また、仕事で細かい作業が多いとのことで目の使い過ぎによる首の筋肉の疲労も疑いました。

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治療方針

♦首、肩。特に頚の奥の筋肉は脳の血流にも影響を及ぼすのでその筋肉の緊張の緩和。
♦また、目に関係している頚の筋肉に刺激を入れることで目の使い過ぎによる筋肉の緊張も緩めていく。
♦お尻の筋肉と骨盤周りの筋肉が固くなり、関節の動きが悪くなっているので、筋肉と関節を緩め全体の血流を上げる。
♦最後に整体で全身を調整する。

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治療内容

♦1,2回目 眩暈がまだ強かったので、軽めの刺激で施術を2日間続けて行いました。2回目終了後、前日よりも体全体が軽くなり、少し眩暈がひいたとのこと。
♦3回目(1週間後) 2回目の施術の後調子が良いとのことで1週間開けての施術。眩暈はあるが寝る時の回転が以前より早く落ち着くようになったとのこと。
♦4,5,6回目 それぞれ1週間おきに施術。首肩周りの緊張が以前よりも取れてきた。
♦7回目(1週間後) 首を動かした時の不安定感がなくなってきたとのことで車の運転も試してみたら問題なく運転できた。
♦8,9,10 調子が良くなってきたのでそれぞれ2週間ごとに施術を行い。日常生活に問題ない程に回復したので、セルフケアの確認をして一旦終了。 

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施術回数・頻度・期間

♦初めの2回は   2日間続けて
♦3~7回目までは 1週間に1回
♦8,9,10回目は   2週間に1回
♦施術回数合計  10回

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施術後のケア

♦血流を上げるための、首、肩、胸周りのケアの仕方(セルフマッサージやストレッチ)。
どの様な時に眩暈が出やすいかを観察してもらい、調子の良い時悪い時を自分で把握してもらうよう提案しました。

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