はり・きゅう・指圧 佳鍼堂の施術例
背中(背骨周り)の違和感(張り)
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鼻
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背中
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内臓
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男性
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30代
2021.05.03
病院での診断
医療機関の受診歴はなし
これまでの経過
【現病歴】
長年、背中(主に右側)に張りを感じていたが、来院1ヶ月前くらいから「夜間就寝時に背中(背骨周り)がヒィンヒィンする(疼く)」(ご本人談)症状が出現。きっかけとしては、特別思い当たる節はないが、「同時期にストレッチポール(運動器具)を使って背骨がポキポキ鳴るくらい背中の筋肉をほぐしていた」とのこと。なかなか状況が良くならないため、来院に至る。
【随伴症状】
寝つきが悪い、夜中に途中で目が覚める(2時間おき)
【備考】
・来院前の約2ヶ月で体重が2kg増加
・以前から大食漢で、食事の摂取量は一般成人男性のおよそ2〜3倍
【既往歴】
右足関節内反捻挫、大腸ポリープ、痔核(イボ痔)、胃下垂、アレルギー性鼻炎など
長年、背中(主に右側)に張りを感じていたが、来院1ヶ月前くらいから「夜間就寝時に背中(背骨周り)がヒィンヒィンする(疼く)」(ご本人談)症状が出現。きっかけとしては、特別思い当たる節はないが、「同時期にストレッチポール(運動器具)を使って背骨がポキポキ鳴るくらい背中の筋肉をほぐしていた」とのこと。なかなか状況が良くならないため、来院に至る。
【随伴症状】
寝つきが悪い、夜中に途中で目が覚める(2時間おき)
【備考】
・来院前の約2ヶ月で体重が2kg増加
・以前から大食漢で、食事の摂取量は一般成人男性のおよそ2〜3倍
【既往歴】
右足関節内反捻挫、大腸ポリープ、痔核(イボ痔)、胃下垂、アレルギー性鼻炎など
鍼灸院としての診断
胃腸や肝臓といった消化器系(内臓)に大きな負担がかかるような食生活を送られていたこと、夜間就寝時という「安静時」に症状を感じていたことから、今回の背中の違和感は”内臓のオーバーワークを原因とする症状(背中の筋肉に元々の原因がある訳ではなく、過食により内臓機能に問題が生じることで背中の筋肉にこりや張りが現れる)”だと考えた。
治療方針
・胃腸や肝臓といった消化器系の内臓機能を調整する
・違和感の出ている背中や背骨周りの筋肉(軟部組織)の緊張を緩めることで、血流や神経の流れを促進し、内臓機能を調整する
・違和感の出ている背中や背骨周りの筋肉(軟部組織)の緊張を緩めることで、血流や神経の流れを促進し、内臓機能を調整する
治療内容
【施術の流れ】
①まず、「長野式診断法」(脈やお腹、手足等のツボの反応から、リアルタイムの身体状況を把握する診断法)により、症状の改善を阻む要因(以下、自然治癒力阻害要因という)を見極めていく。
②上記①で見極めた自然治癒力阻害要因に対して、仰向けの状態で手足のツボへ鍼(灸)刺激を施すことで、その要因を取り除いていく(効果は脈やお腹の反応で判断)。
③続けて、うつ伏せの状態で脚やお尻、腰、背中、肩周り、首など反応が出ているポイントに対して同様に鍼・灸刺激を施すことで、身体全体を整えていき、上述した自然治癒力阻害要因を取り除いていく。
④さらに、症状が出ている(残る)局所(またはその近辺)に対して、同様に鍼(灸)刺激を加えることで、全身(身体全体)と部分(局所)の両面からアプローチしていき、症状の緩和を図る。
⑤最後に、横向きで全身のマッサージ(主に症状が出ている付近の筋肉の揉みほぐし)をすることで、身体全体を整えていく。
【施術の詳細】
この方の場合、初診時を例に挙げると、上記①で「下から突き上げるような勢いのある脈状」「お腹(おへその上部)の冷え」「両側の首筋の張り」といった所見が得られた点から、「自律神経の乱れ(交感神経優位)」が主な自然治癒力阻害要因と判断できたので、上記②〜④では、自律神経のバランスを調整する処置をメインに鍼灸刺激を加えた。
施術前後での変化として、客観的に以下の変化が見受けられた。
・脈は下から突き上げる感じが消え、穏やかに流れるように感じた
・お腹の冷え(冷感)が消えた
・両側の首筋の張りが軽減した
また、患者様の自覚として、以下の変化が確認できた。
・背中の張りが施術前と比べて4割程度まで軽減した(症状が6割取れた)
・体全体が軽くなった
①まず、「長野式診断法」(脈やお腹、手足等のツボの反応から、リアルタイムの身体状況を把握する診断法)により、症状の改善を阻む要因(以下、自然治癒力阻害要因という)を見極めていく。
②上記①で見極めた自然治癒力阻害要因に対して、仰向けの状態で手足のツボへ鍼(灸)刺激を施すことで、その要因を取り除いていく(効果は脈やお腹の反応で判断)。
③続けて、うつ伏せの状態で脚やお尻、腰、背中、肩周り、首など反応が出ているポイントに対して同様に鍼・灸刺激を施すことで、身体全体を整えていき、上述した自然治癒力阻害要因を取り除いていく。
④さらに、症状が出ている(残る)局所(またはその近辺)に対して、同様に鍼(灸)刺激を加えることで、全身(身体全体)と部分(局所)の両面からアプローチしていき、症状の緩和を図る。
⑤最後に、横向きで全身のマッサージ(主に症状が出ている付近の筋肉の揉みほぐし)をすることで、身体全体を整えていく。
【施術の詳細】
この方の場合、初診時を例に挙げると、上記①で「下から突き上げるような勢いのある脈状」「お腹(おへその上部)の冷え」「両側の首筋の張り」といった所見が得られた点から、「自律神経の乱れ(交感神経優位)」が主な自然治癒力阻害要因と判断できたので、上記②〜④では、自律神経のバランスを調整する処置をメインに鍼灸刺激を加えた。
施術前後での変化として、客観的に以下の変化が見受けられた。
・脈は下から突き上げる感じが消え、穏やかに流れるように感じた
・お腹の冷え(冷感)が消えた
・両側の首筋の張りが軽減した
また、患者様の自覚として、以下の変化が確認できた。
・背中の張りが施術前と比べて4割程度まで軽減した(症状が6割取れた)
・体全体が軽くなった
施術回数・頻度・期間
施術回数:39回(現在もメンテナンスのため通院継続中)
頻度:週に1回
期間:約9ヶ月
※来院当初の主訴だった「背中の張り」に関しては、約2〜3ヶ月の通院により、ほぼ寛解したことを確認。
頻度:週に1回
期間:約9ヶ月
※来院当初の主訴だった「背中の張り」に関しては、約2〜3ヶ月の通院により、ほぼ寛解したことを確認。
施術後のケア
・食事の摂取量が大きな原因となっていたことから、食生活の見直し(摂取量を中心に、食事の内容や時間など)をご提案