美容鍼灸Acu cafe. EMERALDの施術例

メンタル

原因不明のお腹のはり・ニキビ・乾燥・むくみ・くすみ

2020.09.14

これまでの経過

現病歴や大きな既往は特になし。
4月に仕事で異動し、環境の変化での対人ストレスが多くなった。
7月から仕事の日だけ下痢と便秘を繰り返し、
仕事のない日は体調が良好。全く食事が取れず、豆腐とスープのみで固形物が食べれない。
また全身がすっきりせずむくみがひどい。
普段肌は綺麗なほうだがニキビがにどく治りにくい。
暑がるが体はひえており、じっとりとした汗をかく。
生理痛がひどく、痛みで夜起きてしまうことも。

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鍼灸院としての診断

環境変化のストレスによるIBS気味であると想定。
特に仕事のない日は下痢や便秘がなく仕事があるとそうした症状がでてくるためである。
お腹を触ったところ、推せないほど張った状態の場所がいくつかあり、ストレスによる腎虚および肝陽上亢の胸脇苦満と診る。
ニキビも根深く、顔色もくすみざらつきが目立つ。身体はあせでじっとりしており暑がるが身体は冷たい。

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治療方針

腹部の膨満感を取り除き、気がしっかり流れるように任脈を整える。また肝が実している状態とみるため肝の瀉法の鍼をし、腎を補った。
さらにストレスで肌があれること、それを見て気が沈みまた気持ちが落ちることという負のサイクルからぬけだすために、顔の美容ばり治療にて顔に変化を出す。なお下痢や便秘を繰り返すため身体を温めるためにお灸を使用する。とくに脾経にへこみとさいらくがあるため血に関係している肝の治療と合わせて脾経の治療をおこない、脾は肌とも関係しているため、しっかり滋養する。

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治療内容

腹部の膨満をとるため
足三里・上巨虚→さしくだし
太衝→ひびく鍼

太渓・太白・地機→お灸(温かめのお灸を3壮ほど)
三陰交→流中にそった補法鍼

顔面部は
地倉・大迎・太陽・攢竹・魚陽・きゅうご・
下関・和りょう・そっこく・てんしょう他
に置鍼15分
陽白にはお灸

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