よしかい鍼灸院の施術例

不妊(低AMH、子宮筋腫、アトピーの既往)

2022-05-30

病院での診断

卵管閉塞、子宮筋腫、黄体機能不全

これまでの経過

38歳で結婚、40歳まで自然に任せて妊活を実施。
結果に繋がらず節目の年に不妊専門クリニックを初めて受診。
検査を進める中で卵管閉塞や子宮筋腫、低AMHなどが発覚。

FTの後、ニ周期はAIHにてトライ。
このタイミングで男性因子も明確になりステップアップを決断。

※筋腫に関しては様子見との事

採卵4回目で初めて凍結に至ったとの事。
グレードは3AB

ドクターにはAMHのこともあり引き続き採卵を進められたが移植へ移行。

胚移植するも結果につながらず心が折れたとの事。

三か月後に治療を再開。
(このタイミングで転院)

当店にもこのタイミングで初めて来店されました。

続きを見る

鍼灸院としての診断

まず脈は浮・渋を呈し明らかにエネルギーが足りない様子。舌は細く褐色がかり血虚も疑われる。腹の硬さは於血由来であろう。東洋医学的な考察としては肝虚陽虚証である。病理の進行は血虚から於血へ移行した模様。

本人には・・・

全体的にエネルギーが足りない旨と栄養の吸収が悪い旨などをホワイトボードに絵を描きながら丁寧に説明。

一通り理解していただくのに20分ほどかかったが現状を把握されたご様子。

続きを見る

治療方針

施術方針として・・・
先ず陽虚の改善より胃腸の吸収消化を根本的に建て直すこと。
次いで病院での栄養解析より足りていない栄養素をプラス。
あとはエストロゲンが働ける環境を日々コンディショニングしていく。

続きを見る

治療内容

毎回脈によりツボは変わるが基本的に骨盤内臓神経を意識した施術を積み上げる。
今回は慢性炎症と栄養の吸収の悪さが目立ったためお家でのお灸やセルフケアも多くなった。
本人はまじめにこなしてくれたのでこちらとしても整えやすかった印象。

旦那にも精子を元気にするための施策を伝え実施してもらう。
(二人とも非常にまじめに取り組んでくれた様子)

続きを見る

施術回数・頻度・期間

施術回数八回目で採卵
結果は4AAと4ABで凍結
(ただし転院しているため誘発法も異なる。鍼灸による結果かは判断しづらい)

施術回数25回目で移植
採卵後すぐではなく何周期か開けて移植に踏み切りみごと陽性反応!HCGの上がり方の問題なかった。
(採卵後移植まで期間が開いた理由は内膜炎があったた期間を設けるようにアドバイスした)

続きを見る

施術後のケア

現在34週で当店も卒業まじかなので今回紹介に至った。
27週で逆子に一回なった(横位)が至陰と三陰交で戻った。

肩こり腰痛がよくなってもうれしいがやはり妊活は格別にうれしい。
誰かの人生の岐路に大きくかかわることが出来ることはまさに鍼灸師冥利に尽きる!!

続きを見る