鍼灸ひより堂の施術例

婦人科

妊娠はするが流産してしまう

2020.01.21

病院での診断

習慣性流産

これまでの経過

30代前半で結婚後、直ぐに妊活を開始。
妊娠は直ぐにしましたが、心拍を確認することなく、
胎嚢が成長せずに化学流産となりました。

その後、3か月後に再び妊娠しましたが、
この時も妊娠4週目で流産となり、
病院で不育症検査と胎児の染色体異常の検査をしましたが、
共に異常は見られませんでした。

何か方法はないかと探してるうちに、
鍼灸治療を見付けて来院。

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鍼灸院としての診断

東洋医学的な診察や、血液検査を見せて頂いた結果、
西洋医学的には問題ない範囲ではありますが、
血液検査上、貧血や低タンパク、低コレステロールなどの、
比較的弱りの状態が多く見られました。

また比較的華奢な体形であるにも関わらず、
妊活のためにかなりの粗食を心掛けていたため、
食事指導と共に、
栄養療法と鍼灸治療の適応と考えました。

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治療方針

・食事状態の改善
・栄養療法としてサプリメントの摂取
・栄養を効率よく体内に摂り入れるために、胃腸に対する施術
・摂取した栄養が卵巣や子宮に届くように、血行改善の施術

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治療内容

消化器系に対する施術は、手足のツボや腹部、腰部にあるツボを使用し、自律神経の働きを整える施術を行いました。
卵巣や子宮に対しても、骨盤周囲に対して、交感神経をブロックする施術を行い、結果的に副交感神経が優位になるように施術。

その結果、内臓機能が高まることで、3か月後の血液検査では、低かった項目が全て改善傾向が見られたため、正しいタイミング法を指示しました。

その後妊娠→出産され、続いて栄養療法のみで、第2子もご出産されました。

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施術回数・頻度・期間

週1回の施術を行い、最初の3か月は避妊をして頂きました。
3か月間は卵の質を高め、着床を維持するために子宮内膜を整えるための時間とし、流産を避けるため避妊が必要と考えたためです。
全て合計しても5カ月程度の妊活期間でした。

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施術後のケア

流産が問題だったため、妊娠後13週(胎盤が完成する)まで通院して頂き、その後は月1回の施術としました。
妊娠中にも施術することで、心理的な安心感を生み出すためです。
習慣性流産には、ストレス管理もとても重要です。

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