鍼灸ひより堂の施術例

内臓

つわりが酷くて入退院を繰り返しています

2020.03.06

病院での診断

妊娠悪阻(つわり)

これまでの経過

30代の保育士の女性。
妊娠初期からつわりが酷く、食事が摂れなかったため、入院して点滴や栄養補給を続けてきた。

退院後もつわりは軽くならず、吐き気が出る為、通院には交通機関を使用出来ない為、母親が車椅子を押して通院。

たまたま通院していた産婦人科に、以前当院で施術したつわり患者さんが通院していたため、「一度鍼を試してみたら?」と提案され来院。

初診時も、かなりの距離を母親が押す車いすに乗り来院。
妊婦とは信じられないほどの痩せ方で、お腹も全く出ていない状態でした。

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鍼灸院としての診断

保育士としての業務の忙しさや、初産での不安感に加え、元々自律神経が弱く、胃腸の調子を崩すこともあったようで、複合的な要素でつわりが発生している様子でした。

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治療方針

不安感による脳へのストレスを軽減する様に、カウンセリングとストレスに効果が高いツボを選択しました。
さらに、自律神経の乱れによる手足の冷えや、胃腸の弱さを克服するために、手足にある胃腸のツボを選択しました。

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治療内容

初回は、主に吐き気を無くすために、特効穴を使用して、対症療法を中心に施術を開始しました。
特効穴は手足や背中、胸などに多くあります。
施術直後から胸が空く感覚が見られたため、軽めの施術を2回続けて行いました。

3回目から車いすではなく、地下鉄で通院出来るようになりましたので、対症療法と共に、冷えや胃腸を整える施術を徐々に増やしました。

パートナーの協力もあり、帰宅後におじやや鳥の水炊きを作って頂き、無事食べられるようになりました。
体重が増加して来たので、施術を一先ず終えました。

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施術回数・頻度・期間

最初の2回は、1週間の内に来て頂き、その後週1回の施術としました。
その後、月1回程度で来院して頂き、体調管理を行いました。

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施術後のケア

施術後は円皮鍼で施術の効果を維持する様にしました。
また妊娠後期の腰痛や、産後の腰痛なども施術させて頂きました。
何かあれば助けてもらえるというだけで、
安心感が得られて良かったそうです。

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