鍼灸ひより堂の施術例

婦人科

不妊(多嚢胞性卵巣形態)

2020.01.17

病院での診断

多嚢胞性卵巣症候群

これまでの経過

結婚後間もないが、30代ということもあり、少しでも早く妊娠するために来院されました。
病院での検査では、多嚢胞性卵巣症候群気味ではあるが、排卵自体はしているようだと言われたそうです。
人工授精を受けることを前提に、鍼灸治療で妊娠率UPを目指して来院されました。

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鍼灸院としての診断

病院では多嚢胞性卵巣症候群と診断されていますが、排卵が見られることから、多嚢胞性卵巣形態であると思われます。
ただ治療法としては、西洋医学的には排卵誘発ですので、病院の治療としては変わりません。
当院の見立てとしては、血行障害とストレス傾向が強く見られたため、そのせいで上手く排卵することが出来ないのだと判断しました。

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治療方針

多嚢胞性卵巣症候群では、ホルモンバランスの乱れ(LHがFSHよりも高い)が強く見られますが、鍼灸治療にはそうしたバランスを整える作用があるため、特に手足のツボを刺激することで、脳へのアプローチをしました。
また多嚢胞性卵巣症候群の方は、血液が固まりやすい体質を持つため、血液凝固をしにくいように、副交感神経を優位にして、血流を増やすように施術しました。

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治療内容

初回の施術から、約1か月程度で人工授精が決まっていたため、手足のツボを使用して全身調整と脳へのアプローチを意識した施術をしました。
5回目の施術は人工授精当日に当たる日を選び、着床を促すような施術を腰部・腹部に行いました。
その後も週1回施術を受けて頂き、1度目の判定日に無事陽性反応を確認して頂きました。
妊娠中の施術はご希望されなかったため、施術は完了となりました。

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施術回数・頻度・期間

頻度:週1回
期間:約2カ月
回数:7回

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施術後のケア

施術後、自宅でのお灸を希望したため、毎回の施術後に、お灸をする点をマジックで付けました。
栄養指導は、妊活の方には必ず受けて頂きます。
妊活の要点をまとめた妊活ブックや、栄養指導のパンフレットもご用意しております。

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