鍼灸ひより堂の施術例

頭

中心性漿液性脈絡網膜で視野の真ん中に歪みと色付きが出現

2020.09.02

病院での診断

中心性漿液性脈絡網膜症

これまでの経過

視野の歪みを感じて眼科を受診したところ、
OCT検査にて眼底部に浮腫が見付かり、
中心性漿液性脈絡網膜症と診断された。

経過観察をしても症状が軽減しない為、
眼科にてレーザー治療を受けたが症状は治らず、
視野の真ん中に歪みと色付きが残っていた。

そこで眼科疾患に効果のある治療を探していたところ、
同じ病気の方が書いた口コミを見付けて来院。

来院時には、
眼底痛や偏頭痛も強く、
日常生活や仕事が大変だった。

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鍼灸院としての診断

OCT画像や医師の診断を聞く限りでは、
中心性漿液性脈絡網膜症で間違いないでしょうが、
根本的な循環障害や炎症がそのままの状態のため、
レザーで一時的に漿液の進出を防いでも、
再発の可能性が高い状態だと考えました。

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治療方針

眼底部の循環障害を改善し、
浮腫を自らの毛細血管から再吸収させる。
また目の知覚神経である眼神経の働きをブロックすることで、
眼神経から起こる眼底痛や偏頭痛を無くす。

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治療内容

後頸部や肩の固まった筋肉をほぐす事で、
自覚症状である頭痛や眼痛も軽減するようにしました。

また目の周囲や手足にある、
網膜の血流を増やすツボに鍼を刺し、
眼底部の循環障害を取り除く鍼を行いました。

こうした施術を週2回行い、
2ヶ月目からは症状の改善が見られ、
3ヶ月目に病院を受診した際には、
浮腫は無くなっていました。(令和2年9月現在)

浮腫が治ってからは、
週1回の通院を3ヶ月続け、
その後は回数を減らすことが出来るか、
随時確認しながら再発予防を行います。

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施術回数・頻度・期間

最初の3ヶ月 週2回
その後3ヶ月 週1回

その後は状態により変化をさせる予定。
仕事やプライベートの状況により変化させます。

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施術後のケア

最低限行って頂くのは、

・禁煙
・過度の飲酒を控える
・スマホの使用を控える

ということです。

ただ理想的には、
軽い運動習慣を作って頂き、
血液循環が良い状態長く保って頂きたいと思っています。

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