杭全整骨院・鍼灸院の施術例

神経系

頚肩部の疼痛としびれ

2021.10.05

これまでの経過

既往歴:内分分泌疾患(甲状腺)

数年前から首~上肢にかけて疼痛や倦怠感がでてきて以来、定期的に症状がみられる様になった。
最近になって左側にはしびれ感がでてきている。

仕事では立ちっぱなしで下を向いて作業を行う事が非常に多い。

痛みには強い方で日頃から多少の痛みに対しては我慢をしている。

月に1回ほどエステやリラクゼーションマッサージに通っており、今回は施術を受けても中々改善しなかった為、当院にご来院。

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鍼灸院としての診断

仕事で下を向いたまま長時間作業している事が原因の可能性が高い。

痛みを我慢している事で頚肩部に更に負担が掛かり、左側のしびれに繋がってしまった。

日々の疲労の蓄積が今回の根本的な症状の原因であり、月1回のケアでは間に合わず症状の悪化がみられた。

しびれは左の上肢から指先にかけて全体的にでている事から、胸郭辺りでの圧迫も考えられる。

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治療方針

頚肩部の筋肉が共に左側が固いため筋緊張が強い部位をメインに鍼を行う。

しびれに関しては頚肩部のみならず、胸郭まわりの筋肉にもアプローチをしていく。

まずは疼痛と倦怠感の緩和を図り、並行してしびれの方の改善も行っていく。

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治療内容

初回

頚肩部に関しては左側を重点的に単刺で鍼を行う。
特に後頭下筋群の硬結を緩める様に施術。

胸部に関しては手技でアプローチ。

施術後は少し重だるく感じたとの事。

2回目

前回の施術の翌日辺りから頚肩部にすっきり感があったとの事。
後頭下筋群の辛さは大きく改善したが、下部頸椎の辺りが辛い為、頸椎7番辺りを重点的単刺を行った。

胸郭に関しては前回同様にアプローチ。

3回目、4回目

前回よりも更に症状が改善。
頚肩部は全体的に凄く楽になっているとの事。

しびれの方も少しずつ良くなっているご様子。

左側を重点的に頚肩部全体に単刺を行った。

5回目

頚肩部は凄く改善されているが、腰部を痛めたとの事。
触診の結果、左仙腸関節部に圧痛あり。

腰部に単刺を行う。(仙腸関節辺りを中心に)

しびれに関してはほとんど感じていなとの事。

6回目

腰部の痛みもほとんど改善。
念のためもう一度腰部を中心に単刺を行う。

頚肩部に関しては前回同様の状態。

7回目、8回目

しびれは消失して頚肩部の症状も気にならないくらいに改善。

筋緊張や疲労が蓄積しない様に頚肩部を中心に単刺を行う。

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施術回数・頻度・期間

施術回数→8回(来院当初の症状改善まで)
施術頻度→週に1回
期間→約2ヶ月

※8回目以降は2週に1回のペースでご来院頂いております。(今後更に状態が安定すれば月に1回のご来院にしていく方針)

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施術後のケア

頚肩部の姿勢の保持を指導
肩甲骨の運動を指導

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