海気堂鍼灸指圧院の施術例

のど

かすれ声(嗄声/させい)

2020.10.15

これまでの経過

月に2回来院されている患者さん。
最近声がかすれて声を出しにくい状態が続いており、無理して話をすると咳が出てしまう。現在コロナウィルスが流行している最中なので人前で咳をしてしまうのは辛く、仕事で会話することもストレスになっている状況。いつもの主訴である足関節痛、膝関節痛、目眩・ふらつき、首こり、肩こりと合わせて治療を施した。

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鍼灸院としての診断

10月に入り気温が涼しくなってきたことと、気温差が激しいことが体調を崩した一つの要因として考えられる。東洋医学では季節毎に身体(五臓)を傷る(やぶる)要因になる五気(ごき)が定められており、秋は乾燥の季節「燥」による影響があるとされている。

しかしながら今年の秋は雨の日が多く、乾燥とは無縁のように思われる。実際のところ季節による私自身の身体の影響では踵部(かかと)や手指の爪の周囲の皮膚の状況から考えても雨の日が多くとも夏とは異なり皮膚の乾燥は進んでいる。喉の粘膜もまた同様であろうと推測される。

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治療方針

問診、脈診、腹診、切診(体表の触診)の後、鍼灸治療を施術。

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治療内容

4つの診察より手足の末端にその日に必要だと思われるツボに本治法を施してから経絡、経穴を用いて標治法をおこなう。
施述にあたってはバランスを重視してツボを選ぶように心がけている。施術の最中に話しかけて声の出方を確認しながら施述にあたった。

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施術回数・頻度・期間

1回

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施術後のケア

紅茶など温かい飲み物とともにハチミツと生姜の摂取と、のど飴の携帯を勧めた。

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