いちょう鍼灸按摩治療院の施術例

背中

新型コロナに対する不安からの自律神経失調症

2020.04.02

病院での診断

自律神経失調症

これまでの経過

1週間ほど娘が咳をしていて、心配で眠れない日が続いていた。
そんな中、体に強いだるさを感じ、呼吸が苦しくついに動けなくなってしまった。
ニュースを見ると新型肺炎コロナウイルスのことばかりで、自分もそうではないかと思い、心配のあまり病院に行くと自律神経失調症と診断されて、それなら鍼灸が適応ということで、こちらに通院される。

続きを見る

鍼灸院としての診断

自律神経失調症は、ストレスや不安が大きくなり余計に体の不調が出てしまうこともあります。

鍼灸院の診断は、脈は、「腎」が強くなっている。メンタル的な影響でホルモンバランスがくずれている。
また、肩背中のこりや首凝りもある。緊張状態である。
腹診 「左下腹部の瘀血」「臍下丹田に圧痛」がみられました。 自分がコロナウイルスじゃないかとの恐怖や不安で腎に影響したものと思われました。

続きを見る

治療方針

所見をみると、「脈の腎実」 「左下腹部の瘀血」「お臍の下 丹田の圧痛」がございますので、「腎」の鎮静化、ホルモンバランスや自律神経緩を整える治療を行い、リラックスしてもらうためにもマッサージも行おうと方針をきめました。

具体的には、おなかのツボ 手足のツボ 足の指の間のツボ 鎖骨の下にあるツボ 頭のツボを使用しました。
お腹の血流を良くし、ホルモンバランスを整え、免疫力を強化し、自律神経が整うように鍼灸を使って刺激させていただきました。

また、肩や首、背中、骨盤の後ろ 下腿部にも鍼やお灸を行いました。

続きを見る

治療内容

1回目の治療

長野式治療による自律神経緩和処置を中心に、扁桃処置、副腎処置、瘀血処置を行わせていただき、首や肩こり背中には、逆V字 刺入法で緊張緩和をはかりました。
鍼灸の後は、脊椎のバランスを取りながらマッサージも行いました。C2左にねじれC3右にねじれ 食い違いが強くこわばりもありましたので入念にゆるめ、押し込み矯正法もおこないました。

1回目の施術の後の帰り道で、ビックリするぐらい良くなられたと喜んでいただけました。

2回目 4日後に施術させていただきました。
1回目の施術でとてもよくなり、元気もでてきました。と嬉しいお言葉をいただけました。内容は、前回と同様の処置法です。
所見は、腹部の圧痛や瘀血も圧痛なく、脈も良化していました。

所見が改善されていくと、症状も回復傾向に向かっていくので、改めて、所見の診断が大切なのだと思いました。

また、つらくなると心配でもあり、鍼灸の後は、とても体が楽になるということで、しばらく1週間に一回、同様の施術させていただくことになりました。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

施術回数は、7回行わせていただきました。
週に1~2回の頻度でした。
期間は、2か月行っております。
現在、症状の再発はされていらっしゃいません。

続きを見る

施術後のケア

今、世間で話題のコロナウイルスですが、ニュースをみてあまり不安になりすぎないようにとお伝えし、この時期は寒暖差もあり自律神経を乱しやすい時期ですので、子育ても大変でしょうが、休めるときはゆっくり休んでくださいね。とお伝えさせていただきました。

続きを見る