登美ヶ丘治療院の施術例

婦人科

鍼灸治療で自然妊娠。40代女性。

2020.04.13

病院での診断

特に異常なし。

これまでの経過

6月にむちうちの治療のため当院に来院。週2~3回のペースで5回の治療を経て、痛み・痺れの症状改善したころ、不妊治療のお悩みを相談される。

当院を来院以前に…
晩婚(39歳で結婚)だが、子供が欲しいので婦人科を受診。
卵管閉塞などの異常もなく、検査数値もすべて正常だったので薬による不妊治療を始めたが、副作用が強く出たために断念。

そんなことで、鍼灸による不妊治療を開始。
7月~週2・3回の鍼灸治療を行い、体温計測→排卵周期にタイミング法を行った。

12月に月経が遅れたので、婦人科で妊娠検査を受けたところ、妊娠が認められた。

翌年の8月に無事に出産され、母子ともに健康。(出産時42歳。)

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鍼灸院としての診断

今回の不妊症の方は、中国医学的に分析し診断すると、
めまいや立ちくらみを起こしやすい・血圧が低い・全身の倦怠感・顔の血色が悪い・生理周期が遅れる・経血量が少ないなどの症状から「血虚タイプ」と診断。

中国医学でいう血虚とは、「血」が不足している状態。

西洋医学でいうと貧血に似ているが、単に「血」が足りないというだけでなく、「血」の持つ濡養(栄養・滋潤)作用が不足した状態。

また「血」には、ホルモンの働きの一部も含まれているため、血虚状態では、子宮内膜が薄くなって経血量が減少し、生理の期間が短くなったり、無月経になったり、卵子の質に影響を及ぼす…。などの症状から不妊症に至る。

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治療方針

鍼灸治療で「三陰交」「血海」「足三里」などの経穴(ツボ)の補血作用で、血虚の体質が改善し、月経周期が正常化され、ホルモンバランスの回復から卵子の質の向上、子宮内膜が厚くなり、妊娠しやすい体質へと改善できる。



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治療内容

治療時間:60分

仰向けにて、下腹部をホットパック遠赤外線で温め。
手足のツボに0.18㎜の鍼、下腹部に0.25㎜の鍼を使用。
下腹部には、温灸を用いてさらに温める。

うつ伏せにて、腰部と首肩に血流改善の為、0.18㎜の鍼を使用。
仕上げに、腰背部中心に推拿(中医学式マッサージ)。

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施術回数・頻度・期間

週に2~3回の治療 × 6ヶ月間

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