さくら鍼灸院の施術例

逆流性食道炎、肩こり腰痛、動悸、下痢、胃部不快感など

2022-03-09

病院での診断

逆流性食道炎、パニック障害、更年期障害

これまでの経過

ご来院時はかなり多くの症状を抱えてらっしゃいました。
就寝時の動悸、息苦しさが出るようになり、それまでにも胃の不調、胸の痛み、PMS等、色んな症状が出ていてお困りでした。
内科、婦人科、消化器内科などいくつかの病院にもかかり薬を服用されていましたが、悪化するばかりで最後には動悸、息苦しさが一日中止まらない日が何日も続くようになっていたようです。

整骨院で自費高額の施術を週2回のペースで半年間、整体に週1回のペースで3ヶ月間通われましたが良くならず、鍼灸院に来院されました。

生活習慣や食生活等のアドバイスをお伝えし、週2回のペースで4回施術を受けた辺りから、調子が良いかもと感じるようになられました。5回目からは週1回の施術をし、現在7回目。
和食中心のレシピ本を買って調理をし、スナック菓子やチョコ、甘い菓子などは控えられています。
1年前から続いた動悸や息苦しさは殆んど出なくなり、
ひどかった生理前後の胸の張り等も軽くなりました。
繰り返していた下痢と便秘も改善されました。

・主な症状
PMS 胸の張り、むくみ息苦しさ、ほてり、吐きけ、胃痛、胃の張り、頭痛、腰痛、首痛、腹痛、背中や肩の痛み、逆流性食道炎、全身の凝り感、倦怠感、手足の冷え、息切れ、喘息、目の疲れ、喉の痛み、鼻水鼻づまり、肌の乾燥、下痢、便秘、頻尿、痔、花粉症

続きを見る

鍼灸院としての診断

もともと胃は強くないのにご主人のために一生懸命に調理をされていました。少し若者向けの美味しい料理が多かったのも大きな原因だったと考えられる。
3年ほど前から食生活が変わり、味の濃い食事、甘いものを中心に間食も増えており、次第に消化器が弱ることで様々な症状が出現していった様子。

続きを見る

治療方針

調味料、香辛料を見直して、出来るだけ和食中心のレシピに変えていただきながら、消化器の働きを良くするツボを中心に施術を進め、脾虚、腎虚ていく。2週間ほどで息苦しさや吐き気、胸の張りなどの症状も次第に良くなる。
特に生理前から生理後も続く乳房痛は息苦しさにも繋がっているようなので、肝胆の経絡を整える。

続きを見る

治療内容

可視光線で下半身を温め、鍼で上半身の気の停滞を取る。
背部のツボにお灸(心兪、脾兪、腎兪など)
手足のツボにお灸(合谷、手三里、公孫、三陰交など)
腹部のツボにお灸(天枢、関元、大巨など)
照海、太衝、臨泣、後渓などを中心に鍼施術。

少しずつ良くなっている実感があり、
4回目の施術から息切れ動悸は気にならなくなりよく眠れるようになる。胸の凝り痛み、張り感もかなり減る。
生理前の胸の張りは2週間前から出ていたが、今回は数日前に軽く出て、PMSもあまり感じなかった。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

ひと月で7回、現在8回目

続きを見る

施術後のケア

まだ、消化器の弱りはありますので、ご自身にあった食生活や運動の習慣をつけて、健康体を目指してセルフケアもしていただく。
たけのこ、カフェインなどは春は気を上昇させてしまうため、控えていただく。

続きを見る