さくら鍼灸院の施術例

繰り返すギックリ腰の原因と施術!

2021-08-23

病院での診断

ギックリ腰

これまでの経過

昨日のダンベルトレーニング中に左腰に鋭い痛みが走り、その後動けないほどの痛みが出る。
日曜に開いている施術所を探して車で連れて行ってもらい、やや痛みがマシになるが、昨夜は布団に寝ころぶこともできず一睡もできないまま朝を迎える。

午前中に半ズボンでご来院。
下半身と腹部がかなり冷えている。
今朝は昨日の痛みよりかなりマシになっているようで、ベッドに寝転ぶことができた。寝返り時に痛みは走る。

3年間でギックリ腰を繰り返し、6回目。鍼灸は初めて。
今年は5月にギックリ腰があった。

3年前から1日6回の食事とトレーニングをはじめた。
半年前から大会などに向けて体重の増加を目指す。
食事の回数と量を増やしたが5月にギックリ腰、その後もカラダ作りのために体重は半年で11キロ増加。

カウンセリング後に施術をし、動作時の痛みが減ったのを確認して施術を終える。

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鍼灸院としての診断

カウンセリングと診察により痛みの原因を予測する。

・仕事が忙しくまとまった休憩があまり取れない。
・睡眠時間が少なく、夜間の食事と食事回数が多く、胃腸と腎の弱りがある。
・自身のトレーニングとパーソナルトレーナーの仕事で14時間は室温20度のジムで過ごすことが多い。
・汗をかき、冷たい飲み物をかなりの量を飲んでいる。トイレ回数は排尿十数回、排便3、4回と通常より多い。
・夕方の運動後は眠気覚ましにエナジードリンクを飲んでいた→寝つきが悪く深夜に入眠。

カフェインと暑さで上半身に熱がこもる。下半身は半ズボンで汗を掻くが冷房で常に冷えていることから血行不良となり、左大腸兪に痛みが発症したと考えられる。

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治療方針

光線で冷えを取りつつ、鍼と灸で腎虚を補いと脾胃の働きを整える施術を行う。

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治療内容

左照海(腎経)と内庭(胃経)に短鍼。
左血海と三陰交に鍼。
三陰交、公孫、大巨、天枢、大腸兪、腎兪など下肢と腹部、腰部にお灸。

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施術回数・頻度・期間

1回

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施術後のケア

冷たいものは常温で飲むこと。
室温を少し上げる。長ズボンを履くこと。
満腹まで夜遅い時間には特に食べないこと。
食事回数を4、5回に減らす。
出来るだけ調理した食事を摂る。

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