さくら鍼灸院の施術例

妊娠36週、不眠、不安、昼夜逆転

2020-08-21

病院での診断

自律神経の乱れ、不眠

これまでの経過

3週間前から妊娠36週目に入り不眠が始まったようで、来院されました。毎日眠りたいのに寝ることができず、かなり疲れと不安が溜まっているようでした。
軽い眠剤を産婦人科で処方され、服用されていました。

既往歴としては、1、2年前にパニック症状が出て特急電車や満員電車など人が多い電車に乗れなくなった時期があったようです。

妊娠中は体調良く過ごされていましたが、好きなものをたくさん食べ、特にアイスクリームや甘いおやつもたくさん食べていたようです。

飲み物は冷たいものが中心で、不眠になる3週間前からそれまで食欲旺盛だったのに急に食べれなくなったそうです。
同時に出産、育児に対する不安感が増して眠れなくなりました。

2回の施術と遠方であることから自宅でのお灸をしてもらい、食事や冷えに気をつけてもらい、不安に対するカウンセリングをしてから出産を迎えられました。

前日から陣痛が始まりましたが少し微弱陣痛になったりと、待ち遠しい時間が続き、翌日夕方に10分間隔で病院へ行かれました。
一度陣痛が遠のいたため、最後の最後に助産師さんが破水させてくださったそうです。

初産にしてはお灸のおかげか子宮口の開きが早く6時間半での安産でしたと、お喜びの声をいただきました。

産後2ヶ月経ち、ご家族でご来院。
現在母乳で育てられ、とても元気な男の子でした。
本当におめでとうございます!

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治療方針

消化器の働きが落ち始めた時期と不眠、不安が始まった時期が同じであることから、食生活の見直しをしてもらいました。

出産予定日が2週間後であり、当院まで車で1時間以上かかることから、食生活、生活習慣のアドバイスをし、自宅での安産のためのお灸をしていただくことにしました。

妊娠中は血虚になりやすく、妊娠前にも貧血があったことから血虚を補うお灸の施術を中心に行いました。

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治療内容

下半身の冷えがキツいため、可視光線療法で全身を温めた後、三陰交のお灸を施す。
不安に対しては心兪や神道のツボがある肩甲骨周囲に光線を当てることで、心神を整える。精神的に安心される施術を心がけました。

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施術回数・頻度・期間

施術2回の後、自宅でのお灸をしていただきました。

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