さくら鍼灸院の施術例

妊娠36週骨盤位(逆子)、血尿と膀胱炎

2020-08-21

病院での診断

妊娠36週逆子、血尿と膀胱炎

これまでの経過

36週目で逆子でご来院。
氷入りの冷たい飲み物もよく飲んでおられた様子。
猛暑の中の妊婦さんは本当に大変です。


家族の誕生日にピザやケーキなど食べた後から膀胱炎気味になり8月7日夜から痛みが増し、8日に産婦人科で薬、セフカペン(フロモックス)を処方してもらう。

痛みと頻尿で30分ごとにトイレに行くため、院来中も5回ほどトイレに行く。
11日まで家で薬を服用していたが全く効かず、来院される。

逆子の施術と膀胱炎の施術をしたが1診目後もまだ頻尿と血尿があるため、産科に泌尿器科の病院を紹介してもらうようお願いする。

泌尿器科で服用された薬もあまり効かず、2度目抗生剤と漢方薬を処方してもらい少し夜の頻尿はマシになり、夜中に2、3時間連続でやっと眠れるようになる。

膀胱炎の様子から帝王切開での出産の方が安産だと思われる。
産後の回復などを考えると、エアコンで冷やしすぎている現在の状況は秋に入って体調をさらに崩す原因になるため、冷やさないように工夫をしていただく。

36週目で来院時には帝王切開の日程が決まっていたため、予定通りの日程でご出産されました。
大変な中、我慢強く耐えて、本当によくがんばられました!

産後も無理をせず、赤ちゃんとの時間を過ごされますように!

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治療方針

膀胱炎による血尿、頻尿(50回/日)、痛みを緩和することを優先的に施術をするが、同時に逆子のお灸、鍼も行う。

冷房で体が冷えていたことと、冷たい飲み物や麺類を摂りすぎていた。また、不調でも動きすぎていたので、できるだけ安静にしていただく。

4年前に極端なダイエットをしていて妊娠前の体重は37キロ、現在47キロ痩せ型の体型。
食事は1日2食が多く、1年前の不妊治療は生理が来なかったために排卵を起こす目的で始めた。

膀胱炎の原因が実熱か虚熱か、湿熱か気虚によるものなのか、カウンセリングにより、全身の状態を聞き、ツボや舌、脈の反応を確認しつつ施術にあたる。

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治療内容

8月12日
膀胱炎を優先的に施術するが、同時に逆子のお灸、鍼も行う。
足や腰、腹部の冷えがキツかったため、お灸と光線で温める。

下半身は冷えているが上半身の熱感を強く訴えられる。
喉の渇きがあり冷たいものを欲していた様子。

8月14日
逆子と安産のお灸。鍼で腎を補う。
膀胱炎があまりまだ良くならない。施術後に泌尿器科で再度薬を変えてもらう。
夜は2、3時間連続で久しぶりに眠ることができた。日中はまだ頻尿気味。逆子はまだ戻らず。

8月17日
逆子と安産のお灸。鍼で腎を補う。
赤ちゃんの足で膀胱が蹴られるので頻尿がひどい。
血尿は少しマシになってきている。

8月27日 女児ご出産。おめでとうございます!

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施術回数・頻度・期間

6日間で3回の施術を行う。
帝王切開予定が27日のため、自宅で安静にしていただく。

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