さくら鍼灸院の施術例

20代から続く片頭痛と手の強張り、ホットフラッシュなど更年期の諸症状
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頭
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首
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肩
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手
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背中
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婦人科
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女性
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50代
2020-07-13
病院での診断
偏頭痛
これまでの経過
高校生の息子さんがおられる専業主婦の女性。
スキー、ゴルフに加え、昨年からジムで筋トレ、ランニングなどの運動をしていた。
お風呂は結婚してからほぼ湯船には入らず、現在もご主人も息子もシャワーばかり。ジムのお風呂に昨年夏から今年2月までは週に3回入っていた。
23歳から現在まで長年の偏頭痛があり来院。
50歳から53歳にかけて更年期の諸症状、ホットフラッシュ、手のこわばりも出現。偏頭痛もひどくなり頭痛外来に通院。
・ミグシスを朝夕服用(脳血管の過度な収縮を抑え、片頭痛の発作を予防する薬)
・マクサルトRPDを頓服時に服用(脳内における血管収縮作用や抗炎症作用などにより、片頭痛時の痛みなどを和らげる薬)
当院にて5月26日より7月27日まで7回の施術を行う。
6月は頭痛の回数が7、8回あったが、7月に入りほとんど偏頭痛が出ていない。
スキー、ゴルフに加え、昨年からジムで筋トレ、ランニングなどの運動をしていた。
お風呂は結婚してからほぼ湯船には入らず、現在もご主人も息子もシャワーばかり。ジムのお風呂に昨年夏から今年2月までは週に3回入っていた。
23歳から現在まで長年の偏頭痛があり来院。
50歳から53歳にかけて更年期の諸症状、ホットフラッシュ、手のこわばりも出現。偏頭痛もひどくなり頭痛外来に通院。
・ミグシスを朝夕服用(脳血管の過度な収縮を抑え、片頭痛の発作を予防する薬)
・マクサルトRPDを頓服時に服用(脳内における血管収縮作用や抗炎症作用などにより、片頭痛時の痛みなどを和らげる薬)
当院にて5月26日より7月27日まで7回の施術を行う。
6月は頭痛の回数が7、8回あったが、7月に入りほとんど偏頭痛が出ていない。
治療方針
カウンセリングにより、飲食、排出物、睡眠の状態などをお聞きすると、コロナによる緊急事態宣言で3月より息子が自宅にいるため食事のメニューや運動量が大きく変わリ、片頭痛など悪化したようだった。
ランチは冷麺やざるうどん、ざるそば、そうめんなど冷えた麺類が多く、一人の時の具沢山野菜スープを飲むことが減っていた。
腹八分目の食事が、ストレスもあり、3月からは満腹まで食べる日が増えて1キロ以上体重増加する。
また、冷たい牛乳、麦茶、アイスカフェオレも5杯ほど夜まで飲んでいたため消化器の弱りがあったと考えられる。
1年中、湯船に浸かることは週に1度、シャワーがほとんどだったが、昨年夏から週に3回ジムに行った時は筋トレやランニングをした後、湯船に浸かっていた。
半パン、素足で来院された時にとても下半身が冷えていたため、下半身の冷えから上半身に熱がこもり(上実下虚)、肩凝り、首こり、頭痛の原因になっていた様子。
梅雨の時期に入り、湿邪の影響で消化器の働きが弱り(脾虚)片頭痛がさらに悪化したと考えられる。
ランチは冷麺やざるうどん、ざるそば、そうめんなど冷えた麺類が多く、一人の時の具沢山野菜スープを飲むことが減っていた。
腹八分目の食事が、ストレスもあり、3月からは満腹まで食べる日が増えて1キロ以上体重増加する。
また、冷たい牛乳、麦茶、アイスカフェオレも5杯ほど夜まで飲んでいたため消化器の弱りがあったと考えられる。
1年中、湯船に浸かることは週に1度、シャワーがほとんどだったが、昨年夏から週に3回ジムに行った時は筋トレやランニングをした後、湯船に浸かっていた。
半パン、素足で来院された時にとても下半身が冷えていたため、下半身の冷えから上半身に熱がこもり(上実下虚)、肩凝り、首こり、頭痛の原因になっていた様子。
梅雨の時期に入り、湿邪の影響で消化器の働きが弱り(脾虚)片頭痛がさらに悪化したと考えられる。
治療内容
脾虚で弱った胃腸の働きを良くするツボを数カ所適宜使い、お灸と鍼を施す。
全身の気の巡りを良くし下半身を通る肝経、脾経、膀胱経、腎経の血行を良くすることで、肩背部の熱と硬結をとり、下腹部の気を充実させる。
1診目 5月26日
左臨泣、後渓、風池、手三里に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
右のこめかみの痛みはまだ半分痛みは残る、肩は少し楽になる。
2診目 6月1日
同上 合谷、胃兪に鍼
頭痛がまだ週に数回ある。結婚後ずっとシャワーで自宅で湯船は週1回のみ。主人と息子に合わせ食事はこってりメニューが多い。
3〜5診目 6月8日、23日、7月2日
照海、左臨泣、後渓、手三里、風池、大腸兪に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
足が冷えないように、冷飲せず腹八分にしている。
頭痛は減ってきている。頓服薬はいらなくなっている。
6診目 7月13日
左臨泣、後渓、手三里、膏肓、小腸兪に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
雨が多く湿度が高いにも関わらず、今週は頭痛が全くなかった。
体調も良くなってきている。飲み物は常温か温かいものに変え、カフェインの量も減らされた。
7診目 7月23日
7月に入り頭痛は出ていない。湯船には入れていないがカフェインを減らし、冷たい飲み物は引き続き控えている。
長年の片頭痛や肩凝り、首凝りが短期間で良くなっているので、引き続き、ストレッチや筋トレなどを指導し継続していただく。
全身の気の巡りを良くし下半身を通る肝経、脾経、膀胱経、腎経の血行を良くすることで、肩背部の熱と硬結をとり、下腹部の気を充実させる。
1診目 5月26日
左臨泣、後渓、風池、手三里に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
右のこめかみの痛みはまだ半分痛みは残る、肩は少し楽になる。
2診目 6月1日
同上 合谷、胃兪に鍼
頭痛がまだ週に数回ある。結婚後ずっとシャワーで自宅で湯船は週1回のみ。主人と息子に合わせ食事はこってりメニューが多い。
3〜5診目 6月8日、23日、7月2日
照海、左臨泣、後渓、手三里、風池、大腸兪に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
足が冷えないように、冷飲せず腹八分にしている。
頭痛は減ってきている。頓服薬はいらなくなっている。
6診目 7月13日
左臨泣、後渓、手三里、膏肓、小腸兪に鍼
心兪、脾兪、腎兪、三陰交にお灸
雨が多く湿度が高いにも関わらず、今週は頭痛が全くなかった。
体調も良くなってきている。飲み物は常温か温かいものに変え、カフェインの量も減らされた。
7診目 7月23日
7月に入り頭痛は出ていない。湯船には入れていないがカフェインを減らし、冷たい飲み物は引き続き控えている。
長年の片頭痛や肩凝り、首凝りが短期間で良くなっているので、引き続き、ストレッチや筋トレなどを指導し継続していただく。
施術回数・頻度・期間
6、7月の2ヶ月で7回の施術。