四谷三丁目・曙橋テラフィあけぼの橋の施術例

腰

腰部椎間板ヘルニアにおける痛みと痺れ

2023.05.20

病院での診断

L2〜L3の腰部狭窄症 L4〜L5の腰部椎間板ヘルニア

これまでの経過

19歳の時に椎間板ヘルニアを発症する。
一ヶ月前にぎっくり腰になる。
痛み痺れは変わらず薬でコントロールしている。
動いたり屈んだりする時に胆経の大腿筋膜張筋,臀部にある上殿神経が痛む。

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鍼灸院としての診断

ディスクワークが多い職場ですが趣味は格闘技
ギックリ腰というよりヘルニアが悪化したと判断した。

もともとディスクワークですが運動量の多い環境と趣味は格闘技は腰部に負担を掛けていたのではないかと話を聞いて感じました。

下肢伸展挙上(SLR)テスト 陽性
大腿神経伸展(FNS)テスト 陽性 
両腰下肢痛 ( 坐骨結節,下腿外側 )

検査按摩でL2〜L3は虚(古いコリ)を確認
初回は腹臥位は痛みでなれなかったので横向きでの施術となる。
椎間板ヘルニアは腰部を押すと悪化することが多いので仰向けになってもらい腸腰筋の硬さを確認しツボの反応を確認しました。

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治療方針

ヘルニアの「負のループ」を断ち切ることを主な目的とした鍼灸を行う。
患部に腫れがあったので散鍼と温灸で炎症を発散させる鍼灸を主としまずは痛みを改善する。

第2段階は透熱灸で慢性痛をねらう

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治療内容

初回

仰向けで、腸の状態を安定させることを狙いお腹のツボを2ヶ所選択し、鍼を刺し、自律神経や脳血流を増やすことを目的とし手足のツボを4ヶ所選択し、鍼を刺しました。

刺した深さは5㎜程度で、使用した鍼は直径0.16㎜、長さ15㎜です。

鍼を刺したまま30分程度、寝てもらいました。途中で鍼の効きがよくなるように鍼を操作しました。

4回目
初回から4回までの鍼灸の後、腫れが落ち着いたが、痛みや痺れは、その場では落ち着くが時間が経つと変わらなかったので透熱灸に切り替えた。
透熱灸は小さいお灸で同じ場所に何回もすえる方法です。私の実体験でも選択肢の一つとして強くオススメ出来ます。
その場で痛みの辛さが10から4まで改善しました。

5回目から9回目でかなりよくなったので手術をしたいと申し入れがあり,本人の強い希望もあり終了となりました。

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施術回数・頻度・期間

使用した鍼やツボは9回目と同じでが反応があるところは特に施療した。
施術回数・頻度・期間
診療回数→9回
診療頻度→週に1から2回
期間→3ヶ月

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施術後のケア

退院後体調管理で週一回の鍼灸を手術痕と全体療法を一年続け転勤となり終了となる。

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