銀座針灸院の施術例

痙性斜頸「顔が右を向きっぱなし」

2021-09-30

病院での診断

痙性斜頸

これまでの経過

1年6ヶ月前より首が右に捻じれるようになった。
歩行時はもちろん、立っていても座っていても、睡眠中以外は、常に顔が右を向きっぱなし。自力では顔を正面に向けることはできない。

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鍼灸院としての診断

長時間労働によるハードワークが原因と考えられるが、本人は、肉体的にも精神的にも、それほどのストレスには感じていなかった。
半年前からは、仕事の継続が困難になり休職中である。

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治療方針

来院初日、首が90度右を向き、自身でカルテを記入することができず、スタッフが代筆した。
頚は太く膨隆し、背中は捻じれ、左右の背筋の大きさが明らかに非対称で、アンバランス。
施術にあたっては、うつ伏せで顔を下に向けることは不可能。
右に向けたまま施術を続けた。

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治療内容

<施術後の様子>
ますは、左右の肩の凝り、肩甲骨の動きが楽になっていった。
以前は、全く首を回すことができなかったが、回せるようになった。
自力で顔を左側に向くことができた。正面で静止することはできない。
正面で静止できるようになった。歩いている時は、顔が右を向きたがる。
力を抜くことを意識しなくても、首の筋が上手に収縮・弛緩して正面を向くことができている。

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施術回数・頻度・期間

新脳針開始から1か月後、肩の力をストンと抜くことができるようになり、よくなってきていることを初めて実感したそうです。
右に90度向いていた首が、1か月で、45度にまで改善しました。
その頃から、うつ伏せで顔を下に向けて施術ができるようになりました。
施術開始から1年後、「文句のつけようがないくらいいいです!」とおっしゃるまでに改善しました。

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施術後のケア

患者さんの気になる筋緊張の箇所や身体の状態など、触診だけでは把握しきれない自覚症状を詳細にお聞きしながら、根気よく施術を継続してもらいました。
復職が決まり、毎日2kmのジョギングで身体を慣らしています。

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