春日鍼灸治療院の施術例

パーキンソン病

2023-03-10

病院での診断

パーキンソン病

これまでの経過

2018年6月に左腕に痺れが出現。1カ月前に左肩の腱板断裂の手術をしていたので主治医に相談したところ手術が原因でないと診断された。8月に神経内科を受診、パーキンソン病の可能性があると診察された。10月中旬に大学病院にて検査を実施、下旬にパーキンソン病と診断された。現在2週間から1カ月に1回通院している。
症状としては全身のこわばり、左前腕と右下腿のふるえ、耳鳴り、肩こり、頭痛、腰痛、足先の冷え感、便秘、下痢である。

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鍼灸院としての診断

パーキンソン病の経過において現れる身体症状と自律神経症状と思われる。

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治療方針

肩こり、腰痛、頭痛などに対しては血流を促し症状の改善を目指し、耳鳴り、足先の冷え、便秘、下痢などの自律神経症状に対しては全身の調整に加えて、個々の症状に対する施術を加えて症状の改善目指します。
左側前腕と右側下腿のふるえに対しては、特定の場所に鍼を刺し、わずかな電流を流す治療(低周波鍼通電 ・神経パルス)を実施する。

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治療内容

肩こり、頭痛に対してはそれぞれの治療に用いるツボを選穴し、1cm内外刺鍼、腰痛に関しても治療に用いるツボを選穴し、3cm内外刺鍼した。
自律神経症状に対しては不定愁訴の基本手技・ツボに加えて、各症状に対するツボを取穴し1cm内外刺鍼。
低周波鍼通電療法は左側前腕のふるえに対してはツボを選択して1cm内外刺鍼、右側下腿のふるえに対してはツボを選択して3cm内外刺鍼、15分おこなう。
耳鳴りについては初診から20回目の施術にて消失。
頭痛は初診から4回目の施術にて消失。
足先の冷えは初診から16回目の施術で消失。
便秘・下痢は初診から6回目の施術にて消失したものの、その後再燃・消失を度々繰り返しています。
眩暈が27回目に出現して30回目の施術で消失。
初診から現在まで症状の憎悪・改善を繰り返しているのが肩こりと腰痛で、パーキンソン病の筋拘縮が関係しているものと思われる。
ふるえについても弱くなるものの必ず再燃しています。
目の疲れについては本を読むのが好きなので改善・再燃を繰り返しています。
現在も治療は継続中です。
担当医からは引き続き鍼灸施術はおこなっていただきたいと言われています。





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施術回数・頻度・期間

週1回のペースで2021年4月から現在も通院中

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