春日鍼灸治療院の施術例

全身の不調(新型コロナウィルス感染症後遺症)
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全身
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神経系
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女性
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20代
2022-08-16
病院での診断
新型コロナウィルス感染症後遺症
これまでの経過
2021年12月4日に体調不良となり12月6日にPCR検査により新型コロナウィルス感染症と診断された。軽症だったために自宅療養となり12月20日まで療養した。発症時より全身倦怠、息切れがあった。療養終了後も全身倦怠、四肢の冷え感、時々くる節々の痛みがあったので、新型コロナウィルス感染症後遺症専門外来を受診。新型コロナウィルス感染症の後遺症と診断され現在に至っている。現在の症状は全身倦怠、四肢の冷え感、一日に何回もくる節々の痛みである。主治医より鍼灸治療を勧められて来院した。
鍼灸院としての診断
新型コロナウィルス感染症の後遺症によるものと思われる。。
治療方針
不定愁訴の施術方法を中心にに治療を組み立てることとするが、鍼法、灸法ともに患者さんの体調及び治療中の変化に柔軟に対処していくことといたしました。
治療内容
豪鍼を使用しての通常おこなう鍼治療では、刺激過多となる可能性が充分考えられたので小児鍼の手技を応用することといたしました。
初療から14回目まで。
うつ伏せの状態で頸の後ろ側から腰部までを4カ所に分けて初療時各10分、2回目より各5分、バネ鍉鍼により接触鍼をおこないました。
施術時間を10分から5分にしたのは初療後翌日の朝から午後まで怠さが出現したため、10分では刺激過多となると判断したためです。鍼施術の後、四肢の冷え、不定愁訴に対する経穴を選択し施灸いたしました。
四肢の冷えや全身倦怠感、節々の痛みなどが改善傾向がみられる反面、手指の痛みや火照り、冷えが時々、聴覚過敏、光過敏の症状が出現しました。
15回目から24回目
ブレインフォグ、脳疲労の症状が現れたため頭部への接触鍼を追加して施術をおこないました。その他の鍼灸施術はそのまま。
症状は現れてはいるものの一日での発生頻度は減少しているとのことなので、改善傾向が続いていると思われる。ただ24回目の施術時に両側の膝の周辺に痛みがあったため、鍉鍼による膝痛に対する施術を追加した。
膵臓の異常を示唆する症状があったため、検査を実施したとの話があり。結果として継続して様子を見る必要があるものの悪い所見は認められなかったとのことでした。
25回目から現在
四肢の冷えや火照り、節々の痛みなどの発生頻度は減ってきているものの、時々でる息苦しさ、膵臓の関連痛、全身倦怠、ブレインフォグ、脳疲労、光過敏の症状は引き続き現れたり、軽減したりを繰り返しています。膝と聴覚過敏の症状は消失しました。
円鍼による腰背部から後頸部までの摩擦鍼、鍉鍼による息苦しさたいする施術、督脈上の反応点、膵臓に対する施灸を追加いたしました。光過敏以外の症状は発生頻度減少しはじめており、改善傾向にあると思われます。
担当医からは改善傾向が認められるので、継続して鍼灸施術を継続していただきたいとのお言葉をいただいています。
初療から14回目まで。
うつ伏せの状態で頸の後ろ側から腰部までを4カ所に分けて初療時各10分、2回目より各5分、バネ鍉鍼により接触鍼をおこないました。
施術時間を10分から5分にしたのは初療後翌日の朝から午後まで怠さが出現したため、10分では刺激過多となると判断したためです。鍼施術の後、四肢の冷え、不定愁訴に対する経穴を選択し施灸いたしました。
四肢の冷えや全身倦怠感、節々の痛みなどが改善傾向がみられる反面、手指の痛みや火照り、冷えが時々、聴覚過敏、光過敏の症状が出現しました。
15回目から24回目
ブレインフォグ、脳疲労の症状が現れたため頭部への接触鍼を追加して施術をおこないました。その他の鍼灸施術はそのまま。
症状は現れてはいるものの一日での発生頻度は減少しているとのことなので、改善傾向が続いていると思われる。ただ24回目の施術時に両側の膝の周辺に痛みがあったため、鍉鍼による膝痛に対する施術を追加した。
膵臓の異常を示唆する症状があったため、検査を実施したとの話があり。結果として継続して様子を見る必要があるものの悪い所見は認められなかったとのことでした。
25回目から現在
四肢の冷えや火照り、節々の痛みなどの発生頻度は減ってきているものの、時々でる息苦しさ、膵臓の関連痛、全身倦怠、ブレインフォグ、脳疲労、光過敏の症状は引き続き現れたり、軽減したりを繰り返しています。膝と聴覚過敏の症状は消失しました。
円鍼による腰背部から後頸部までの摩擦鍼、鍉鍼による息苦しさたいする施術、督脈上の反応点、膵臓に対する施灸を追加いたしました。光過敏以外の症状は発生頻度減少しはじめており、改善傾向にあると思われます。
担当医からは改善傾向が認められるので、継続して鍼灸施術を継続していただきたいとのお言葉をいただいています。
施術回数・頻度・期間
初診2022年6月13日
週一回のペースで現在も継続して治療中
週一回のペースで現在も継続して治療中
施術後のケア
動ける時は無理をしない程度で動いて下さいとお伝えしました。