清水はり灸療院の施術例
切迫早産、からの予定日超過?
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婦人科
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女性
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20代
2020.01.24
病院での診断
子宮頸管長の短縮により早産リスクがある。
これまでの経過
第二子の妊娠8ヶ月で、本来1.5cmはあるべき子宮頸管の長さが1cmまで短縮していました。張り止めの薬を服用しています。婦人科ではトイレなど必要最小限の動き以外は絶対安静を命じられ、当院への来院も夫が細心の注意を払って車で送迎していました。
鍼灸院としての診断
骨盤内の血流不全が切迫早産のリスクをもたらしていると思われます。第一子が難しい時期に入ったことでストレスがあり、それも全身の血流不全につながっていると思われます。
治療方針
骨盤内の血流不全が切迫早産のリスクをもたらしていると思われますので、東洋医学の考え方において血を全身に行き渡らせる肝の働きを強めればリスクを減らせると考えました。
治療内容
上記の証(東洋医学的な施術方針)に従い、髪の毛のように細い微鍼にて補法(生気を補う)と瀉法(邪気を除く)を行いました。
施術回数・頻度・期間
4診目には子宮頚管が1.5cmに回復し、所定の期日まで妊娠を維持できるという希望が出てきました。5~7日に1回の施術間隔で12診目には絶対安静が解除され、14診目には妊娠期間満了となりました。結果的には9日遅れで、出産は超ハイスピードな安産でした。
施術後のケア
なかなか寝付けない日は寝る前に本を読んでいたそうですが、目を使うと血を消耗して、骨盤内の血流も減るため、妊娠維持に不利であることを伝えて止めていただきました。また、もう生まれても大丈夫と判断された時期には逆に運動をお勧めしました。