清水はり灸療院の施術例

美容

片頭痛と婦人科疾患

2020.01.23

病院での診断

片頭痛、PCO

これまでの経過

 片頭痛は生理の時期と一致して起こることが多く、強い痛み止めも効かない激痛とのことでした。学生時代から生理痛が強く、婦人科で多嚢胞性卵症候群(PCO)と診断され、生理痛などの苦痛を避けるためピルで生理を一時的に止めておられました。

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鍼灸院としての診断

 重症の婦人科疾患と、それを抑えるための服薬が片頭痛の重症化にもつながっていると考えられます。

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治療方針

 長年続いた生理痛による下腹部の瘀血や水毒が上半身と下半身の気血の交流を阻害し、上衝した邪熱が側頭部に入って片頭痛を起こしたと考えられるため、全身の気血水の流れを良くするように証(東洋医学の理論にもとづく施術方針)を決定しました。

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治療内容

 決定した証(施術方針)に基づいて適切に経穴(ツボ)を選び、髪の毛のように細い微鍼にて補法(生気を補う)と瀉法(邪気を除く)を行いました。ました。また、当院で希望者に行っている刺さない鍼(金属の棒のような古代鍼)による美顔鍼も希望されました。

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施術回数・頻度・期間

 週一回は施術のために来院してもらうよう心がけていただきました。1回目の施術により次回来られるまで片頭痛は起こりませんでした。ストレスの状態により頭痛が起こることもありましたが、ごく軽いものに留まっていました。その後ピルの服用を止め、止まっていた生理も回復しました。毎回の美顔鍼により美容効果・小顔効果も実感していただいていました。

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施術後のケア

 証は腎虚脾実証や肝虚脾実証が多かったため、脾を養う甘味を摂りすぎると腎や肝の働きが抑えられて気血の回復が遅れるため、甘いものを控えてもらいました。またストレスを避けることにも留意してもらいました。

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