いぶき館鍼灸治療院の施術例

足

リベド血管症

2023.03.01

病院での診断

リベド血管症

これまでの経過

数年前に発症
病院でケアしているが、変化なく、治療方法もないため、当院に相談に来られた。
足首から先が両脚とも黒く変色しており、夏場は潰瘍化して痛みがひどいとのこと。

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鍼灸院としての診断

足首から先が両脚とも黒く変色しており、自分自身、リベド血管症について、知識も経験もなかったので、病態について調査。
東洋医学的には、熱による病と考え、刺絡による瀉熱が有効ではないかと考えた。

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治療方針

脚の瀉熱のために瀉血を行い、さらに熱を熱で抑えるために灸を併用

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治療内容

足の井穴と呼ばれる、爪の両脇から刺絡により瀉血
本来の方法とは違うが、これを両足の10本の指20ヶ所で行い、
さらに、膝下の各経絡を刺激する目的で灸を追加。
さらに血流を促す目的で、ローラー鍼による刺激も追加した。

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施術回数・頻度・期間

約4年に渡り週1回施術
黒ずみは薄くなり、潰瘍化もしなくなり、通常の痛みもほぼ消失した。
幸い会社の保険が医師の診断なく利用できたため、本人負担を軽減できたのは幸いであった。
遠方への転勤の為、この地を離れることが決まり、徐々に施術間隔をあけながら経過観察したが、悪化の兆しが見られないことから、一応施術終了とした

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施術後のケア

転勤後、半年ほどした頃に、また悪化したとの連絡がああったため、近隣の鍼灸院を紹介し、施術方法も伝えた。
その後の状況は不明

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