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鍼灸院の開業は、個人事業主?株式会社?

  • 開業準備
  • 開業準備4つのステップ
  • 投稿日
  • 2017年05月19日

1.1 はじめに 

開業の順番は色々ありますが、大きくは4つのステップに分けられると思います。

 

① お店を作る

② 患者さんに来て頂く

③ 施術を行い、代金を頂く

④ 患者さんに再来院して頂く

 

あたり前ですが、この4つが成し遂げられれば、開業というステップは完了です。

その後は、「鍼灸院経営5つのSTEP」という考え方を、しんきゅうコンパスでは提唱しています。(提唱と言いますか、そういうものですよね、という内容です)そちらについては、別でまとめていますので、ぜひこちらでご覧ください。また、Facebookグループで、鍼灸師の先生たちで経営に関して情報交換をしていますので、ご興味ある方はご参加ください。

  

話しを戻しますが、とにかく開業するには、まずはお店を作らなければいけません。お店を作るためには、とにかく資金です。不動産とベッドなどの備品購入、そして宣伝のためのホームページなどなど、かかるお金は様々です。次項以降で詳しく解説しきていきます。

 

 

1.2 個人事業主か株式会社か?→個人事業主で始めて、後で会社化

それから、個人事業主で始めるか、株式会社などの法人で始めるかを考えている方もいるかもしれません。当たり前ですが、施術者として治療する上では、個人事業主と株式会社の間に違いはありません。何が違うかと言いますと、多々ありますが、最も大きく異なるのは納める税金です。

個人事業主も株式会社もお金の流れ、つまり会計業務は同じです。患者さんに施術をし、代金を頂く、その代金=売上から経費を支払い、残ったお金が利益です。個人事業主なら残った利益=所得に所得税がかかります。株式会社なら残った利益=税引き前利益に対して、法人税がかかります。※なお、所得税以外にかかる住民税や消費税などは、話しが複雑になるため、ここでは割愛します。

 


(例)

売上                           +50万円(施術代金)

経費                           -40万円(鍼代、家賃、自分の給与など)


利益                           +10万円

税金                           -0.5万円(所得税 or 法人税)


 

純利益                      +9.5万円

 


 

個人事業主の所得税は累進課税のため、残る利益=所得が増えれば増えるほど、税率が高くなっていきます。一方、株式会社に掛かる法人税の税率は基本的に一定です。個人事業主の所得税率について、詳しくはこちらをご覧ください。所得が小さいうちは、個人事業主のほうがかかる税金が安くすみますが、ある一定額を超えますと、法人税のほうが安くなります。具体的には、所得税は5~45%、法人税は30~40%です。

ですので、私のおススメは、最初は個人事業主で事業を開始し、売上や利益がある一定基準を超えそうなタイミングで、法人化する、という流れです。具体的な額は、ケースにより異なりますが、鍼灸院経営の場合、(消費税の申告制度や免税機関、法人設立費用、社会保険への加入、決算手数料などを勘案して)年間売上が1,000万円を超えるころがよいかと思います。その頃には、税理士さんとのお付き合いもきっとあるかと思いますので、詳しく相談にのってもらうとよいでしょう。

 

 

1.3 脱税は、当然違法です

税金のお話しが出たので、その流れで、ここに記載しておきますね。前述のとおり、患者さんから頂いた施術売上から経費を支払い、残ったお金が利益です。個人事業主にせよ、株式会社にせよ、利益に対して税金が発生しますが、赤字なら税金は支払いません。毎年税務署に、売上、経費、利益などを全て正確に申告しなければいけません。

患者さんから頂く代金は、基本的には現金でしょうから、いくらの売上があったかというのは、院長先生本人の申告次第です。操作しようと思ったら、できてしまうのです。というのは、例えば、年間売上が600万円、かかった経費が550万円、残った所得が50万円だった場合、仮に所得税が5%だったとして、25,000円の納税が必要になります。しかし、売上550万円と申告してしまえば、所得は0円ですから、当然税金も0になります。25,000円を国に支払わなくて済むわけです。

当たり前ですが、私は脱税、虚偽申告は絶対にしないほうがいいと考えています。2つの理由がありまして、まず1つ目に、税務署側もあらゆる手を駆使して、正確な売り上げや経費水増しがないかを把握しようと日夜動いていますので、バレるリスクが大きいということです。また、誰かからの指摘などで明らかになってしまうこともあるようです。当然、バレればいわゆる「脱税」という違法行為になります。本来支払うはずだった税金を払っていなかったということで、加算税や延滞税といった形で追徴課税がなされ、1.1~1.5倍になって支払い義務が発生してきます。

そして、2つ目に、これは私の主観的な意見ですが、鍼灸師として患者さんに治療を行う医療という尊厳のある仕事に関わっていながら、一方で脱税という違法行為を行う、そういった治療家でいいか、というプライドの理由です。また、そのうち仲間やお弟子さんが増えたら、そういう違法行為は、ばれないだろうと思っていても、必ず誰かは気付いています。本当に誰にもわからないようにできたとしても、そういう行動をしてしまう人の周りに、仲間や患者さんは集まってこないのではないかと思います。以上の理由から、虚偽申告は絶対にやめましょう。

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