日々の施術の中で、
「もう少し深くほぐしたい」
「ここにあと一手入れられたら、もっと良くなるのに」
――そう感じる瞬間はありませんか。
そんなときに役立つのが、「小さな追加ケア」としてのオプションメニューです。

たとえば、
・かっさ
・ヘッドケア
・カッピング
・眼精疲労ケア
・よもぎ蒸し
など、どれも“施術の質をあと一歩押し上げる”ための手段として、現場で自然に活躍します。

■ オプションの良いところ
・基本施術に＋10分ほどの余白をつくるだけで、仕上がりを整えやすくなる
・体感が明確なので、患者さんが変化を自覚しやすい
・症状に合わせて施術の組み立てを細やかにできる
つまりオプションとは、売上のためというより、
「もっと良くしたい」という施術者の気持ちを形にするための道具と考えるとしっくりきます。

■ どう取り入れる？
1）まずは「10～15分」で完結する小さなケアをひとつ用意
2）普段の施術と相性が良い組み合わせを見つける
3）必要な患者さんにだけ、自然に一言添える
　例）
　「今日は首まわりが強く張っているので、少しヘッドを入れると仕上がりが整いやすいです」
　「巡りが落ちているので、かっさを足すと変化が長持ちしやすいですよ」
4）反応を見ながら、“現場に馴染むもの”だけを残していく

メニューを増やすというより、施術の引き出しをひとつ増やすイメージです。
患者さんの満足度が上がり、「ここまでするんだ」と感じてもらえると、自然と次回につながることも多いようです。

小さな工夫が、施術の世界を大きくしてくれると思います。
もしよかったら、貴院でもぜひ取り組んでみてください。