2021/03/26

患者さんと5年10年お付き合いする施術の考え方

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こんばんは、カリスタ前田です。国家試験の結果が出ましたね。学生の皆さんに、心からお疲れ様とお伝えしたいです。


患者さんと5年10年お付き合いする施術の考え方

先日、東京ビッグサイトで開催されたイベントで、「複数院運営して分かった、伸びる美容鍼灸サロン3ヶ条」というテーマで講演をさせて頂きました。今日は、その際にお話しした内容を少し編集してお届けしたいと思います。


当社サロンでは、美容鍼をメインとし、長く継続的にメンテナンスでご来店頂くような施術をご提供しています。

(少しでも短い期間で卒業を目指す治療をされている先生とはまた別の考え方になるかと思います)

長い方ですと、創業した11年前から毎月一回通い続けてくださっている方もいらっしゃいます。貴院でもそういう長い患者さんがいらっしゃるかと思います。

長いお付き合いをする場合、3つのフェーズに分けられると考えています。

■1. 信頼構築フェーズ
■2. 伴走フェーズ
■3. マンネリ対策フェーズ



■1. 信頼構築フェーズ
患者さん・お客様が求めることを徹底して行う

「そんなこともわかるの?」
「それも効果あるの?」
「してもらいたいことをしてもらえた」
という期待を上回ることをし続けます。主訴以外にも気になることがあるかもしれませんが、まず主訴の改善に集中します。


■2. 伴走フェーズ
この人ならわかってくれると思われると、その人の深い話しを聞けるようになる

信頼を得られると、自然と深い話しができるようになります。不調とは一見関係のなさそうな生活習慣の話し、その方が大切にしていること(仕事や家族など)を深く話せる関係ができます。その深い話しの中に、不調の要因であるストレス因子が見えてきます。

そして、そのストレス因子に向き合うための身体と心を作っていくと、患者さん・お客様は自走できるようになります。


■3. マンネリ対策フェーズ
自走するようになると、どこを目指してるんだっけ?になったり、マンネリ化する

あなたはここを目指しているんだよと伝えます。具体的には、体の理想の状態ってどうでしたっけ?と聞き、本人の言葉を引き出します。また、自分が体のためにやったこと(セルフケア)が体にどういう良い影響を与えているかを伝えるようにします。

施術者「この1ヶ月、首を冷やさないようにしてたの、エライね。」
患者さん「そうなんです、なるべくストールを巻くようにしたり、首のあいた服を着ないようにしたんです」
施術者「いいね。だから、今日は肩がほぐれやすいですよ。自分でもわかりますか?^_^」
このようなイメージです。


患者さん・お客様と長いお付き合いができることで、患者さん・お客様は身体が常に良い状態を維持できるようになると思います。貴院では、長くお付き合いするために、どんな工夫や考え方を取り入れていますか?


 

 

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