2020/06/09
すぐできる工夫13点+1 @鍼灸院工夫会議
去る6月3日(水)12:30~14:00に、初の「鍼灸院工夫会議」を実施させて頂きました。
各院で実施している工夫を皆でシェアするという内容です。Zoomで実施しましたので、全国の先生たちの取り組みをお互いが共有でき、非常に有意義でした。
コンセプト作り(Take Away Value→持ち帰れる価値)や、タイムテーブルの設計、当日の部屋分けなどなど、綿密に詰めていたことで、比較的スムーズに実施できたかと思います。ご参加いただいた先生、ご協力いただいたメイプル名古屋岡部社長、誠にありがとうございました。反省点も多々ありますので、今後にいかしてまいります。
以下、シェアされた工夫を抜粋して列記します。
01)患者さんも先生もマスクで施術することで、感染予防に効果的
02)お互いマスクだと濃厚接触者に入らないらしい
03)チラシを配布して地域との関係性を密にする
04)内患にパイオネックスを貼り、コミュニケーションのきっかけ作りにしている
05)衛生面の徹底ぶりをしっかりとアピール
06)LINE公式、DM&ブログでの発信(免疫アップの情報共有など)
07)オンライン活用
→YouTubeやインスタなどから物販(パイオネックス・お灸)
→BASE、しんきゅう予約(クレカ決済)でメニュー作成→物販
08)お灸を無料でサービスして、気に入ったら買ってもらう(1個30円×10個以上)
→自院で買ってもらうメリットとして、この症状ならこのツボ~とFor Youを提案
09)オンラインでのカウンセリング(1to1)
→関係の深い患者さんと個別の関係性をさらに深めていく(1回30分)
10)マスクプレゼント、あめプレゼント
11)香りのあるハンドソープ(会話につながる)
12)フェイスシールドで呼気があたらないようにする(参考動画)
13)トイレのタオルを患者さんごとに変える(高級飲食店のような)
こういう時期だからこそ、患者さんとオフライン・オンライン問わず、積極的にコミニケーションを図り、より深い関係性を構築されようと意識している先生が多い印象でした。
中でも、好評だった工夫を1つ詳しくご紹介します。(あらためてご承諾頂きました)
患者さんお一人お一人に、リモート鍼灸を実施し、「ケアシート」というものをお送りしたという取組みです。お電話等でお身体を把握し、お身体の状態を解説するのと、症状に合わせてこのツボにお灸してくださいという内容をA4の紙で、お灸と共に郵送されたというものでした。
ケアシートを送った42-3人の方のうち、8割の方がご来院されとのことでした。
ケアシートの目的が、治療経過及び関係値が途切れないようにということでした。「点」ではなく、継続的な「線」で治療をされているとお見受けしました。
お一人お一人40人以上ものケアシートを書くのは、当然骨が折れたであろうことは予想が付きますが、それをきっと先生は丁寧に、患者さんのお顔やお身体を思い浮かべながら書いたんだろうなと思うと、8割の患者さんが来院されたというのは、このケアシートだけではなく、普段からの施術の賜物ではないかなと推察しております。
◆リモート鍼灸の対象者
・自院で1年以内に治療を受けられた方
・LINEまたはメールでやり取りができる方
◆リモート鍼灸の流れ
1.事前にLINEやメールで下記項目を送信いただく
A)名前
B)最終施術日以降の症状の経過、心身の状態など
C)舌の写真(舌診)
D)郵送先
2.LINEや電話で詳しくカウンセリング
3.ケアシートとお灸を郵送
患者さんに今の状態を説明し、だからこのツボにお灸をしてくださいとご提案。
「患者さんは自分の身体が今どういう状態なのかを知りたがっている、お灸はおまけみたいなもの」
というお言葉もありました。
「ケアシート」はA4サイズでひな形を用意、内容は下記の通りだそうです。
・患者さんの訴え(疾患)
・その訴えに対する先生の診立て
・それに効果があると思われるツボの名前(位置画像付き)
※一人の患者さんに対して、ツボ2~3種類をご提案
患者さんお一人お一人を、とても大切にされている感じを受ける工夫でした。
あらためて、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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【重要】「しんきゅう予約」の予約ブロック機能がアップデート
現時刻を過ぎた「予約ブロック」の終了時間を編集できるようになりました。
これにより予定より早く用事が終わった場合など、ブロック時間を短縮し、予約を受け付けることが可能になります。
※削除は従来通りできませんので、ご注意ください。
今後も皆様からの改善の声を反映させ、鍼灸院にとって使いやすいサービスになるよう努めて参ります。