デスクワークをしていると肩や腰がツライと感じることがあると思います。
首や肩、腰などのコリを予防する一番の方法は正しい姿勢で過ごすことです。それは通勤時でもオフィスワークでも出来る事ですので、是非取り入れていただきたいです。
今回は、デスクワーク中心の方に是非知って頂きたい、座り方についてお話したいと思います。
【まずは自分の姿勢をチェック】
正しい姿勢を知る前に、まずはご自身の座り方を確認してみましょう。
□猫背になっている
□片肘をつく
□肩は背もたれにくっついているけど、お尻の位置が椅子の前の方にある
□机に対して正面を向いていない
□脚を組む
いずれも「楽な体制」と感じているからこその行動だと思いますが、結果的に身体へ負担をかけることになります。
【正しい座り方】
1.足の裏全体を床につける
まずは、椅子の高さ調節からはじめてみましょう。脚が床に着くことで体重の負荷を分散することができます。
2.膝と腰の角度は90度
深く腰掛けて、おなかに横線が入らない(段腹にならない)ように背中を立てて座ります。また、膝を揃えて座ることで脚のエクササイズ効果も期待できます
3.頭はまっすぐ、首の上に乗せる
頭は前に倒さず、あごを引いて首の上にしっかり乗るようにします。そうすることで首と肩への負担を軽減できます。
【骨盤も意識する】
実は、立っている時よりも座っている時の方が骨盤周りに与える負担が大きいです。
一般的には、椅子からの立ち上がりに体重の6~7倍、床からの立ち上がりに10倍の負荷がかかると言われています。正しい姿勢で座ることは骨盤のケアにも繋がります。
同様に姿勢良く座るためには、骨盤の角度が重要です。いわゆる「骨盤を立てた」状態であることが望ましい姿勢です。お腹と背中(腰)を意識して座ると自然と骨盤は立ちます。しっかり骨盤を守ってあげることで、身体の歪みを抑えることができますし、内臓の働きもUPします
床に座る際、骨盤にとって一番理想的な姿は正座です。その理由は、上半身を背骨や背筋、腹筋が支えることで骨盤への負担を抑えることができるからです。
横座りは骨盤の左右のバランスが崩れやすく、あぐらは骨盤のみで上半身を支える形になってしまうため、骨盤への負担が大きくなってしまいます。
【正しい姿勢は美しく集中力もアップ】
正しい姿勢は周りからみても美しく素敵な印象を与えます。また、巡りが良くなることで頭が冴えて集中力も高まり、新しいアイデアやヒントが生まれるかも知れません。
休憩するときも歪まない姿勢で上手にリラックスすることを心がけましょう。