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頭痛・偏頭痛(片頭痛)の鍼灸・針治療法、症状・原因別の対処方法解説

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    「頭が痛い」頭痛には、いくつかのタイプに分けられます。 こめかみあたりがズキズキ脈打つような痛みで、多くは片側に痛みが生じる「片頭痛」と、頭全体が締め付けられるような痛みを感じたり、後頚部や肩の筋肉が張ったような痛みも伴う「緊張型頭痛」、ストレス、飲酒、喫煙が誘因して眼窩部や前頭部に数秒間激しい痛みを短期間繰り返す「群発頭痛」、その他、神経性頭痛、薬剤使用過多による頭痛などです。

    ただし、頭痛は重大な病気の予兆である場合もあり、突発的な激しい頭痛は医師の診断を受けるべきです。ここではそういった重篤な疾患性のない頭痛の治療や緩和について説明していきます。

     

    【頭痛・片頭痛の症状】

    片頭痛は、頭痛発作を繰り返し、多くは片側性であり、血管が拡張してズキズキガンガンする痛み、時に吐き気をともない、目の前がチカチカするなど光や音に過敏になったりします。歩いたり体を動かしたりすると、痛みはさらに増します。長引くと慢性化しやすいとされています。

     

    緊張型頭痛は、後頭部や頭の両脇、首筋などがギュッと締めつけられるように痛むのが特徴です。倦怠感がともなうこともあります。

     

    群発頭痛は、激しい眼窩部痛で、その間、結膜の充血や、鼻水・鼻づまりを伴い、夜間、睡眠中に頭痛発作が起こりやすく、男性に多いとされています。慢性化すると1年から数年、ほぼ同じ時期に発作が繰り返されるとされています。

     

    【頭痛・片頭痛の原因】

    片頭痛は、いまだ病態は示されていないですが、頭の中の血管(三叉神経血管系)が提唱されてきています。 疫学調査では、誘発・増悪する要因には、ストレス、月経周期、睡眠不足、天候、気圧変化が上げられます。また、飲食物では、チョコレート、赤ワインなどポリフェノールの関与が考えられています。

     

    緊張型頭痛の症状をお持ちの方は、頭痛(一次性)を訴える方の中でも、最も多いとされています。しかし、いまだ不明なことも多い疾患です。 頭周囲の筋肉に押すと痛い圧痛があり、神経が刺激をうけ、痛みの原因となっています。 日常生活で感じる緊張、スマホやPCを長時間使用するなどで、身体がこわばり、知らず知らずの内に自身の負担となり、頭痛として現れてくるようです。

     

    群発頭痛もまだまだ、病因は明らかになっていないようですが、ストレス、飲酒、喫煙が誘因となり、これらの過剰摂取により、脳内の血管や神経に影響を及ぼし、頭痛となって現れてくるとされています。

     

    どの頭痛にも共通する原因として、身体の冷え(特に下半身の冷え)、首のこり、肩こりもあげられます。

    図解してみましょう。

     

    気球と同じで、熱は上にあがる性質があります。身体のなかでも同じで、下半身が冷えると、身体のなかの熱は上にあがります。上にあがった熱は、首から上の頭部にまであがると逃げ場がなくなり、頭部に熱がこもります。すると、首や肩などのこりが強い部分にも熱がこもり、こりによって神経が圧迫されるので、痛みを伴うようになります。

     

    【頭痛・偏頭痛の治療法】

    頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などの疾患によって発生する「二次性頭痛」というタイプがあります。突然の頭痛や、今までに経験したことがない頭痛、しだいに頻度が増え症状も悪化していく頭痛などは二次性頭痛のおそれがありますので、すみやかに医師の診断を受けるべきです。

     

    そういった疾患性のない一次性頭痛であれば、鍼灸治療では百会(ひゃくえ)、合谷(ごうこく)、頷厭(がんえん)といったツボに刺激をあたえて治療していきます。偏頭痛の場合は頭維(ずい)などのツボも有効です。

     

    そして、特に女性に多い頭痛のタイプとして、前述のとおり、熱が身体のなかにこもってしまうことで起きている頭痛は、まずお腹と足を温めることが大事です。それによって身体のなかの熱のバランスが整います。頭痛なので、ついつい頭部に意識が行きがちですが、頭痛の時にお腹や足を触ると、冷えていることがよくあります。実際、オードリーの若林さんがテレビ番組で、あまりにも頭痛がひどいため診てもらったところ、医師に「腹巻をしなさい」と言われ、その通りにしたところ、頭痛が改善したという話もあります。

     

    また、この状態は、冬にも増して夏に多い傾向があります。なぜなら、服装は薄着、冷房で空気が冷える、部屋のなかも同じ状況が起き、頭のほうに温かい空気がたまり、足もとは冷える、また、汗もかくので身体が冷えやすいということもあげられます。

     

    冷えを改善すると同時に、首のこり、肩のこりを治療していきます。使うツボとしては、冷え改善のための足臨泣(あしりんきゅう)、首・肩こりのための曲池(きょくち)、手三里(てさんり)、天髎(てんりょう)といったところでしょう。

     

    百会・・・

    頭のてっぺんにあるツボ

     

    合谷・・・

    手の親指と人差し指の骨が交差したのところにあるツボ

     

    頷厭・・・

    ひたいの角、はえぎわより少し下にあるツボ

     

    頭維・・・

    ひたいの角、はえぎわの少し斜め上にあるツボ

     

    足臨泣・・・ 

    足の小指と薬指の間の骨を足首に向かって沿って、指が止まるところにあるツボ

     

    曲池・・・

    肘を曲げた時に出来るシワの終わる部分にあるツボ

     

    手三里・・・

    肘を曲げた時にできるシワから手の甲に向かって指3本分のところにあるツボ

     

    天髎・・・

    首の後ろ側の付け根から指1本分下に下がったところ。肩甲骨の内側上方にあるツボ 

     

     

    【頭痛・偏頭痛に期待できる鍼灸治療の効果】

    頭や首の筋肉の緊張をほぐし、血流をよくすることで頭痛の原因を解消して痛みを鎮めます。また慢性の頭痛がある人は冷えを伴う場合もあるため、頭痛になりにくい体質へと改善していきます。

    頭痛・偏頭痛のコラム一覧

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