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なぜ、高音域は改善しにくいといわれるのか

投稿日:2019/06/23 投稿者:さいとう難聴鍼灸院(コラム投稿数:823件)

 

突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。

 

 

難聴を起こす原因は様々です。

生まれつきの奇形による難聴や、突発性難聴などの急性難聴、あるいは内耳炎による蝸牛の破壊などいろいろあります。

 

 

難聴は異常が起きている部位で分類すると伝音性難聴と感音性難聴に分かれ、鍼灸院に多く来院するのは感音性難聴のほうです。

 

図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html

 

 

 

感音性難聴は音を感じ取る能力が低下している状態です。単に音が聞こえにくいという聴力低下だけではなく、音の聞き取り能力が低下しているために日常生活に大きな支障があります。

 

 

難聴の程度による分類では軽度~重度にまで分けられ、重度難聴に近づくほどに聞き取り能力も低下します。

 

 図引用 https://www.nihonkohden.co.jp/ippan/audio/hearing.html

 

 

 

 

 感音性難聴を引き起こす原因もさまざまですが、鍼灸院に多く来院するのは突発性難聴です。

 

図引用 https://www.hosoda-cl.com/ear/315/

 

 

突発性難聴は急性の片耳難聴です。低音~高音域までどの周波数も低下する可能性があり、詳しい原因は解明されていません。

 

 

 

よく、ネットや耳鼻科などでは高音域の難聴は改善しにくいという話を聞きます。

 

突発性難聴の原因として考えられているのは有毛細胞の衰弱ですが、その高音域を担当する有毛細胞の衰弱が回復しにくいから、高音域の難聴は改善しにくいといわれるのですが、それはいったいなぜなのか。

 

 

図引用  http://www.nanchou.jp/mottomotto.html

 

 

 有毛細胞は蝸牛の内リンパに規則正しく整列しています。

人間の可聴範囲は18~20000㎐ですが、それぞれの有毛細胞が異なる周波数を担当しています。

 

 

そして、鼓膜に近い側(音の入り口側)の有毛細胞が高音域を担当し、脳に近い側(音の出口側)の有毛細胞が低音域を担当しています。

 

 

図引用 https://medicalnote.jp/nj_articles/190305-001-IS

 

 

 

 鼓膜に近いということは、それだけ音の振動を受けるということ。振動とは衝撃波ですから、鼓膜に近い高音域を担当する有毛細胞がより多くのダメージを受けることになります。

 

 

日ごろから高音域の有毛細胞にダメージがより多く加わっているため、突発性難聴などの急性難聴であっても高音域の回復が難しいということになります。

 

もちろん個人差も大きいので、高音域が回復して低音域だけ回復しないということもあります。

 

 

 

ただ、突発性難聴以外でも、例えば騒音性難聴や加齢性難聴などでも高音域が低下しやすいのが、こういう理由からおきます。

 

 

 図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html

 

 

有毛細胞は修復不能なほど破壊された場合、再生することはありません。

 

ですから、音の聞こえが悪くなったと感じた場合、大至急耳鼻科で検査の上、ステロイドなどの治療が必要です。

 

 

 

高音域だから回復しないというわけではなく、ダメージの量が一般的に考えれば多いのが高音域だから、低音に比べて回復しづらいと一般的に言われるだけです。

 

 

安易に情報を鵜呑みにして絶望するのではなく、希望を賭けて治療をおこなうことが大切です。

 

 

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