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生命力の低下から起きる難聴

投稿日:2019/05/18 投稿者:さいとう難聴鍼灸院(コラム投稿数:802件)

 

突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。

 

 

難聴とは聴力低下を伴う状態であり、伝音性難聴と感音性難聴に大別されます。

 

両者は難聴を引き起こす原因や病態、治療法が全く異なりますが、一般人は難聴=聴力低下であるというイメージを抱きますが、それは伝音性難聴を指しています。

 

 

伝音性難聴は音波の伝達障害であるから、音のボリュームが小さいから耳が遠い状態となる。だから大声を出すことで比較的問題なく聞くことができるというのが特徴です。

 

 

 

 

一方、感音性難聴は音を感じ取る能力が低下している状態です。耳が遠いという聴力低下と合わせ、音の聞こえ方に異常をきたします。

 

 

大声で話されると音が割れて聞こえたり、聞こえるけれども聞き取れないといった症状を呈するのが特徴です。

 

ですから、感音性難聴に対して補聴器を使っても、残念ながら聞き取り能力が向上するとは限りません。

 

図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html

 

 

 

感音性難聴とはあくまで分類であり、特定の病名ではありません。感音性難聴を引き起こす原因は様々ありますが、東洋医学では腎機能の低下が原因であると考えます。

 

 

 

腎機能とは、泌尿器としての腎臓ではなく、生命力の大本である五臓の「腎」の機能を指す概念です。

腎とは生命力の根本である原気の源であり、内耳の機能と密接につながると考えられています。

 

 

 

感音性難聴は内耳、聴神経、脳の異常ですが、内耳と脳は腎機能が支配する器官となり、そしてこの二つが鍼灸院に多く来院する感音性難聴の原因部位となります。

 

 

腎機能とは生命力そのものであるから、腎機能の低下=腎虚は内耳や脳の衰弱を招き、難聴を引き起こすと考えます。

 

 

 

 

 腎虚とは生命力の低下ですが、これは高齢者と若者では意味が異なります。

 

 

高齢者の腎虚とは、一般的には加齢による衰弱を意味します。加齢は生理現象であり、病的なものではありません。

加齢とともに自然と生命力は低下するから、最後は老衰で死ぬわけです。これが高齢者の腎虚です。

 

 

 

一方、若者(高齢者未満)の腎虚とは一時的な生命力の低下を意味します。加齢、房事過多、不摂生、長期臥床などで一時的に生命力が低下した状態でも腎虚は起きます。

 

これは加齢によるものではないため、生活習慣を整えたり、腎を補う治療を行うことで回復します。

 

 

 

 

では、高齢、若者問わず、具体的に腎虚がどのように難聴と関わるのか?

 

 

 

 先ほども述べたように、腎は内耳と結びつきます。

内耳の蝸牛には有毛細胞があり、これが音の振動を電気信号に変換することで聴力が作られます。

 

 図引用 http://www.asahinajibika.com/original7.html

 

 

 

有毛細胞は再生することはありません。生まれてから死ぬまで同じ細胞が使われるため、加齢によって次第に有毛細胞はエネルギー不足をおこし、剥がれ落ちていきます。

 

つまり、生命力の低下=腎虚によって有毛細胞は衰弱し、最終的には剥がれ落ちてしまいます。剥がれ落ちた有毛細胞は再生しませんので、加齢性の難聴は治りません。

 

 

 

これが一時的な腎虚であれば、有毛細胞の衰弱も一時的なものであるから、腎を補う治療を行うことで若者の難聴は回復しやすくなります。

 

 

このように、腎と内耳は関係し、腎虚は有毛細胞の衰弱を招きます。

 

ですから、不摂生や房事過多は難聴を悪化させる原因ともなるので、ほどほどにすることが大切です。

 

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