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更年期障害を完治させる鍼灸治療

投稿日:2018/09/04 投稿者:鍼灸院 天空(コラム投稿数:292件)

 更年期障害は、閉経前後の女性に起こる心身の不調を言います。そのため、閉経している人も、していない人も含まれます。

今のところ、更年期障害に関係しているものとしては、女性ホルモンの分泌低下、ストレスなどが挙げられますが、詳しいところは分かっていません。

 

【エストロゲンとの関係】

 

 女性ホルモンであるエストロゲンは、生理がある女性では、

卵巣の中で作られています。

エストロゲンは、卵巣の中で育つ卵胞内で、

FSHとLHというホルモンの働きで作られます。

さらに、このFSHとLHは、脳の視床下部から出る、

GnRHというホルモンの働きで分泌されます。

 

つまりGnRHが分泌されることで、FSHとLHが分泌され、

その働きで卵胞でエストロゲンが分泌されるということです。

エストロゲンが分泌されると、その情報は脳に伝えられ、

その後の生理周期のホルモン分泌に繋がっていきます。

 

閉経が近付くと、卵巣が徐々に卵胞を育てる力を失い、

エストロゲンを分泌する力が弱まっていきます。

その結果、エストロゲンの分泌低下を感じた視床下部が、

GnRHを大量に分泌させるため、FSHやLHも大量に分泌されるようになります。

それでもエストロゲンは増えないため、視床下部はGnRHをさらに…。

GnRHを過剰に分泌することが、視床下部にとってストレスとなり、

同じ視床下部の働きである、自律神経や他の働きにも影響を与えている可能性があります。

自律神経の以上は、自律神経の働きである、

血流や発汗などの異常として出やすくなります。

汗が止まらない、冷えのぼせ、 ホットフラッシュなども、

この結果出やすくなります。

 

【ストレスと更年期障害】

 

女性ホルモンであるエストロゲンの分泌低下は、体調の変化を生みますが、

エストロゲンの低下はあらゆる女性で起こる問題です。

ところが、更年期障害は、誰にでも起こるものではありません。

エストロゲンが原因であるとすれば、閉経は全ての女性に起こるのに、更年期障害が全ての女性に起こらないのはなぜでしょうか?

 

・閉経すると、女性ではなくなるという不安感を感じる。

・生理周期の乱れで、更年期障害が起こるという思い込み。

 

こうした精神的ストレスが、ストレスに弱い視床下部に影響を与え、

より更年期症状を強く出しているのではないか、ということです。

 

【更年期障害と鍼灸治療】

 

鍼灸治療には、更年期障害に対する、

次のような働きがあります。

 

・エストロゲンの分泌促進

・エストロゲン受容体の感受性向上

・ストレス軽減作用

・不快症状軽減作用

 

<エストロゲンの分泌促進するための鍼灸>

 

 エストロゲンは、卵胞内の2つの細胞で、コレステロールを原材料に作られます。

1つ目の細胞では、

コレステロールを材料にアンドロゲンと言う男性ホルモンが作られ、

2つ目の細胞では、

アンドロゲンを材料にしてエストロゲンが生成されます。

 

この2つの細胞に、材料となるコレステロールや、

命令となるFSH、LHを運ぶためには、十分な血流が必要です。

鍼灸治療では、副交感神経を優位にして、

卵巣へ向かう血流を増やすことで、卵胞の成長を促し、

エストロゲンの分泌を増やします。

 

<エストロゲン受容体の感受性向上のための鍼灸>

 

卵巣で作られたエストロゲンは、血流で脳に運ばれ、

視床下部のエストロゲン受容体と接合します。

この受容体の感受性には個人差があり、

鍼灸治療はエストロゲン受容体の感受性を上げることが分かっています。

 

そのため、エストロゲンの分泌量が同じでも、

感受性が高くなるため、少量のエストロゲンでも反応が良くなります。

すると、結果的に閉経間際で少なくなったエストロゲンでも、

視床下部は反応してくれるため、過剰なGnRHが出なくなると考えられます。

 

<ストレス軽減作用>

 

 強いストレスを感じたり、弱いストレスを長期間感じると、

副腎からコルチゾールというホルモンを分泌します。

コルチゾールは、GnRHの分泌を抑制する働きがあるため、

ストレスを感じると、結果的にエストロゲンの生成が減ることになります。

閉経間近で減っていたエストロゲンは、ストレスにより、

さらに減るということです。

 

鍼灸治療は、ストレスを感じて機能低下していた視床下部に働きかけ、

GnRHの分泌を増やします。

また、ストレスが最も影響する、脳の扁桃体の働きを回復させ、

前向きホルモンであるドーパミンの働きを活性化します。

ドーパミンの働きが良くなることで、

前向き感が強くなり、ストレスに対抗できるようになります。

 

<不快症状軽減作用>

 

鍼灸治療は、更年期障害により出てきた様々な症状に対しても、

一定の症状改善作用を持ちます。

例えば、火照りや肩こり、吐き気、めまいなどに対して、

自律神経や筋肉に、直接アプローチすることで、

症状を改善することができます。

 

こうした症状は、自律神経失調症の若い女性にも現れます。

鍼灸治療では、こうした若い自律神経失調症の女性に対しても、

高い臨床効果を認めますので、基本的には同じような施術をします。

 

不快症状が軽減すると、心理的な余裕も生まれ、

更年期障害は楽に過ごせるものだという自信が出てきます。

更年期障害は、精神的な影響も大きいため、

心の余裕が出ると、多くは改善されます。

 

【若い女性も注意が必要な早発閉経】

 

若い女性にも同様の症状が出ることがあります。

それが早発閉経です。

早発閉経は、脳から分泌されるホルモンが卵巣で上手く働かないため、

更年期と同様の症状を発症することがあります。

 

早発閉経では、精神的な動揺が大きくなるため、

より症状が強くなることもあります。

精神的な動揺がストレスとなり、ホルモン分泌の司令塔である、

視床下部に更に影響を与えるからです。

 

視床下部は自律神経の中枢でもあるため、

自律神経失調症の症状も強く現れることがあります。

当院は、不妊鍼灸に力を入れていることもあり、

こうした早発閉経の患者さまも多く来院されます。

 

早発閉経自体は、体質や遺伝的な背景も強いため、

卵巣機能が回復するかどうかは個人差がありますが、

更年期症状だけは、なぜか殆どのか方で治まります。

やはりホルモンによる症状だけではないようです。

 

まだ妊娠を希望されている女性や、更年期症状が強い方の場合には、

ホルモン補充療法が行われます。

こうした方にも、鍼灸治療を併用すると、

非常に早く効果が表れるため、併用することを強くお勧めします。

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