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なぜ、突発性難聴になるのか?

投稿日:2018/08/19 投稿者:片耳難聴専門 さいとう難聴鍼灸院(コラム投稿数:609件)

こんにちは。

 

日本最高水準の耳鼻科・神尾記念病院で治らなった患者が当院に来院することから、「営業妨害」だと妬みのクレームが来る難聴専門鍼灸院。 

 

 突発性難聴専門 斉藤鍼灸院です。

 

 

 

突発性難聴は、近年芸能人のカミングアウトのおかげで知名度が上がった病気です。

 

古いデータではありますが、統計では年間数万人が発症するといわれ、しかもその詳しい原因やメカニズムはまだ解明されていません。

 

 

ある日突然、特に起床時に多いですが、片方の耳の聴力に異常をきたします。

 

 

同時に両耳に発症することはなく、しかも目立った原因はない。

 

 

 

いったいなぜ、突発性難聴になってしまうのか。

 

 

 

ネットで検索すると、悪霊のせいだとか前世のカルマがどうだとか、科学的には証明できない理論を並べ立てる「治療家」であふれかえっています。

 

 

 

そうかと思えば、馬鹿の一つ覚えでストレスのせいだの自律神経の乱れだの肩こりのせいだの、もっともらしい理屈を並べ立てる治療家が多いのも事実です。

 

 

 

今回は、詳細は原因不明とされる突発性難聴の、解剖学に基づいて原因を探っていきます。

 

 

 

 難聴は伝音性難聴と感音性難聴に分類されますが、突発性難聴は感音性難聴の代表例です。

 

 図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html

 

感音性難聴とは、音を感じ取る能力そのものに異常をきたした結果、「聞き取り」の能力が低下している状態です。

 

 

その異常部位は脳、聴神経、内耳のどこかにあります。つまり、突発性難聴の詳しい原因は不明であっても、その異常部位は脳、聴神経、内耳のどこかにあるのです。

 

 

 

音を感じ取る仕組みというのは、

 

内耳の有毛細胞が音波の振動を感じ取り、それを電気信号に変換します。

 

聴神経が電気信号を脳へと送り、

 

大脳聴覚野にて電気信号を受信し、音として認識する。

 

 

このような流れとなっています。

 

 

 

 

図引用  http://morimoto-ent.jp/doctorblog/839.html

 

 

 

 

図引用 https://www.cloudseitai.com/column/column-290/

 

 

耳鼻科で突発性難聴と疑われ、まず聴力検査と脳のMRI撮影を行います。

 

これは、脳の聴覚野の異常や、聴神経の腫瘍などの可能性を消すためです。

 

 

難聴=耳の異常だと思われますが、脳の聴覚野への梗塞やウイルス感染、聴神経の腫瘍などによっても感音性難聴は起きますので、まずはその可能性を消すために脳のMRI撮影を行います。

 

 

 

 

これによって異常が見つからなければ、突発性難聴の原因は内耳にあるということになります。

 

 

 

 内耳の蝸牛には有毛細胞があり、これが音の情報を作り出す重要な細胞です。

 

図引用  http://www.nanchou.jp/mottomotto.html

 

 

 

 この有毛細胞がなんらかの原因で衰弱し、電気信号に変換できなくなると難聴が起きます。突発性難聴の場合、この有毛細胞の衰弱する原因が明確ではなく、しかも突然起きるものです。

 

 

有毛細胞の衰弱する原因として、現在有力な説としては、内耳の代謝異常と、有毛細胞へのウイルス感染です。

 

 

 

代謝異常とは、内耳の有毛細胞への酸素供給が正常に行われず、老廃物の排泄と栄養の供給がうまくいかなくなっている状態です。

 

 

細胞の栄養は酸素で、しかも有毛細胞は電気信号に変換する際に大量の酸素を消費します。

 

 

 

代謝異常による有毛細胞の酸欠によって、有毛細胞が衰弱すると考えられています。

 

 

 

では、なぜ代謝異常が起きるのか。

 

 

 

その考え方の一つとして、自律神経の機能異常が挙げられます。

 

 

 

自律神経の交感神経は、ストレスなどによって機能亢進すると、首の血管を収縮させて内耳への血流を低下させることにつながります。

 

 

ストレスがあると人間は首の筋肉が硬くなり、血管を圧迫したり頭蓋骨の一次呼吸を乱してしまいます。

その結果有毛細胞への酸素供給が低下して衰弱すると考えられています。

 

 

 

 

図引用  http://yakuraibos.exblog.jp/18690907/

 

 

 

 

 

もう一つのウイルス感染説は、

 

風邪を引いた後、一週間ほど経過してから突発性難聴を発症するケースがあり、これは何らかのウイルスが有毛細胞に感染し、破壊したことで難聴が起きているという説です。

 

 

 

 

図引用 https://www.widexjp.co.jp/deafness/what/decline.html

 

 

 

 ウイルスが有毛細胞に感染している場合、抗ウイルス薬の投与とステロイドを用いて有毛細胞の損傷をくいとめようとします。

 

 

抗ウイルス薬によってウイルスが死滅すれば、あとは内耳循環障害説と同じ治療原則となります。

 

 

 

 

このように、突発性難聴とは原因不明であっても、ある程度異常部位の特定とその原因は推測できますし、治療の際も何が原因でどうしなければいけないのか、そこを明確にすることが重要なのです。

 

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