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患部に直接鍼を刺さない理由①

投稿日:2018/06/14 投稿者:わかば鍼灸院(コラム投稿数:8件)

 

一般的な鍼灸治療においては、身体の不調を訴える場所に直接鍼を刺すことも多いですし、鍼治療に対してそのようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

当院でもそのような施術もしますが、一方で患部とはずいぶん離れた場所に鍼を刺すことが少なくありません。 

そして、それが大きな効果を発揮し、多くの患者様から喜びの声をいただいております。 

 

遠くに刺した鍼が痛みに効く。効果がある。 

その理由と当院の考え方について、2回に分けてご説明しようと思います。 

 

前編は、身体についての認識をかんたんに整理してみましょう。 

 

そもそも身体を支えているのは骨と筋肉です。 

もちろん、腱や靭帯、筋膜などの結合組織など細かく言い始めればキリがなくなってしまいますが、大きく見ればまずは骨と筋肉、ここではそんな風にご理解ください。 

 

骨に筋肉が付き、それぞれが繋がりあって身体を構成しています。 

その骨と筋肉の繋がり合いの中で無数の複雑な張力の釣り合いが取れているからこそ、我々は姿勢を保ち、また動くことができるのです。 

 

では、その無数の釣り合いを構成する中から、A点とB点という組み合わせを抽出して考えてみましょう。 

 

正常ならばA点、B点はそれぞれが適切な力で引っ張り合い、うまく張力を保っています。 

それが姿勢が保たれている状態です。 

さらに、A点とB点が上手に連動、連携しながら収縮と弛緩をすれば、身体の動きが作り出されます。 

そんな張力の組み合わせが、先述の通り、無数に複雑に絡み合って人の身体の動きは構成されているのです。 

 

ここで言う張力について、○○筋や■■関節というように、解剖学的に厳密に考える必要はありません。 

ひとつの動きをするにも、簡単な姿勢をとるにも、身体のなかではたくさんの筋肉が協働しています。 

それを腑分けして捉えようとしても有機的に動く生身の人体を説明しきれないことは、感覚的におわかりになるのではないでしょうか。 

従って、筋肉や関節が協働して生じる作用にのみ注目して、張力や釣り合いという概念をここでは使っております。 

 

まとめてみます。 

前編である今回は、身体には骨と筋肉から構成される無数の張力が張り巡らされている、ということに触れました。 

その張力は、釣り合っていれば姿勢を支え、伸縮をすれば動作になります。 

 

次回は、そういった身体の認識をどうやって鍼治療に反映させるのか。そして、表題でもある、患部に直接鍼を刺さない理由についてお話ししようと思います。

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