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神経節ブロックをする目的は何か?

投稿日:2018/02/15 投稿者:突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院(コラム投稿数:487件)

こんにちは。

 

 

日本最高水準の耳鼻科・神尾記念病院で治らなった患者が当院に来院することから、「営業妨害」だと妬みのクレームが来る難聴専門鍼灸院。

 

 

突発性難聴専門 斉藤鍼灸院です。

 

 

 

突発性難聴と診断され、ステロイドの点滴などで効果がない場合、神経節ブロックを治療の選択肢に考えます。

 

 

耳鼻科医師からの提案の場合もあれば、患者さん自身がネットで一生懸命検索して見つける場合もあるでしょう。

 

 

 

突発性難聴になった場合、神経節ブロックは星状神経節か、上頸神経節ブロックを選択します。

 

 

どちらの神経節が有効かどうかという話はおいといて、今回は神経節ブロックを行う目的について書いていきます。

 

 

 

 

 まず、神経節ブロックとは、自律神経の交感神経の根本に麻酔を打って、交感神経の機能を遮断させるということです。

(自律神経とは、交感神経と副交感神経のこと)

 

 

 

突発性難聴の原因は不明とされていますが、有力な説としては内耳への血液供給が低下したことによる有毛細胞の酸欠が原因だとされています。

 

 

血液の運ぶ酸素が不足しているのだから、内耳への血液の流れを良くしてあげれば有毛細胞に酸素が届き、元気になるという考えです。

 

 

 

図引用  http://yakuraibos.exblog.jp/18690907/

 

 

 

 

 

 

その内耳への血液の流れを良くするための手段のひとつとして、神経節ブロックがあります。

 

 

 

 

交感神経の機能のひとつに、血管の収縮作用があります。

 

 

交感神経の機能が優位(活発)になると、血管が収縮して血圧が上がります。すると、手足の筋肉には血液が流れて「戦う状態」になりますが、一方で内臓への血液供給は低下します。

 

 

ですから、交感神経の機能が亢進状態だと内耳への血液供給が低下し、有毛細胞の酸欠を招いてしまいます。

 

 

それの解消として、交感神経節に麻酔を打って交感神経の機能を強制的に遮断すると、副交感神経の機能が優位になって血管を拡張、内耳への血液供給を助けることができるということです。

 

 

 

 細胞は酸素からエネルギーを作り出します。それは有毛細胞も同じこと。だから、酸素を含む血液を有毛細胞に届けて有毛細胞を活性化させよう、ということです。

 

 

 

ここで大きな落とし穴があります。

 

 

 

いくつもありますが、もっともわかりやすいのは、貧血体質の場合は効果が薄いということです。

 

 

 

酸素は血液の赤血球に結びつくことによって運ばれます。しかし、貧血ということは赤血球の数が少ないため、酸素の運搬能力が低下した状態です。

 

 

 

神経ブロックによって血流をあげたとしても、そもそもの酸素を運ぶ血液自体が不足していては効果が期待できません。

 

 

 

ですから、治療を行うときは必ず体全体の状態を把握し、総合的に診ていく必要があることをお忘れなく。

 

 

 

 

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