みのり鍼灸整骨院

≪当院の鍼治療『ルート治療』≫

ルート治療とは、少し太めの鍼を40〜100本使用し、コリや痛みのある筋肉に対して鍼をピン止めするように刺していきます。

鍼をすることによって筋肉に傷をつけていき、その傷を治そうとする力で血行が促進し、治癒力が高まることによって、症状が緩和されていきます。

何年、何十年も蓄積してできたコリを、そのまま放置しておくと体に痛みや痺れなどの症状となって体に現れていきます。

ルート鍼治療は体にできているコリを緩めることで症状を改善していくという施術です。   体にできたコリは様々な不調をおこす原因となるからです。

コリがあることによって、血行不良を起こし、血液循環が悪くなることによって、痛みやしびれが発生したり、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れ、免疫の低下などを引き起こします。

一度凝り固まったものは運動や身体を休めるだけでは取れません。

体を休めて肩こりが治る人はいないと思います。

ルート治療では、様々な痛みや痺れ、冷えなどの症状のほとんどの原因は、体に蓄積されたコリと周囲組織の緊張が原因と考えます。

その「コリ」が症状により独特な形状となって体に現れ、その「コリ」を「ルート」と呼んでいます。

【体に蓄積されたコリと周囲組織の緊張】とは、柔軟性と弾力を失った筋肉や、その周辺がピンと張りつめていたり、オ血（滞った血液）が溜まってブヨブヨしている部位のことを言います。

≪筋肉のコリが蓄積される原因≫

• 使いすぎや筋緊張の蓄積
• ストレス（不安、怒り、気の使い過ぎなど）の蓄積、または過去に壮絶な経験をしている
• 生活習慣
• 手術や交通事故などの外傷によるコリ
• 内臓からくるもの（食事、たばこ、薬など）

≪コリが多くなりがちな方≫

• 高齢者
• 薬を大量に服用している、またはしていた方
• 働きすぎの方
• 精神疾患のある方、ストレス環境にある方
• 暴飲暴食している方

このような原因から発生する『コリ』は、時間の経過とともに筋肉の一部が凝り固まり、徐々にアメーバのように範囲と深さが広がっていき、痛みやしびれ・頭痛やめまいなどの症状や原因がはっきりしない慢性の疾患などにも対応できます。

≪治療方法≫

治療方法は、とてもシンプルです。

長年蓄積してでき『コリ』を触診で確認してコリができている範囲（エリア）に鍼をしていきます。

鍼をすることによって、蓄積してできた『コリ』を丁寧に緩めていきます。

コリが慢性化して多ければ鍼も多く なりますし、日の浅いコリなら鍼の数は少なくなります。 

≪対象症状≫

• 慢性的な筋肉の痛み（腰痛、肩こりなど）
• 頭痛
• 関節由来だと思われがちなもの（膝、手首、肘などの痛み）
• 顔面疾患（目、耳、鼻、顎の症状）
• 精神疾患
• 不定愁訴（痺れ、倦怠感、原因不明の痛みなど）

≪ルート治療の好転反応について≫

ポイント⓵

鍼を打った日～翌日くらいまで、だるくなったり眠くなったり、刺した箇所が逆にうずいたりします。重症の場合、４～５日続くこともあります。

ポイント②

内出血、青あざになることもあります。（青あざは、青⇒紫⇒黄色となって2週間ほどで消えます。）

ポイント③

主訴が緩んでくると思ってもみなかった箇所が痛み出したり、新しい症状が出現する。順番待ちをしていた第2希望、第3希望が次はこっちを治療してくれと訴えかけてきます。

≪治療回数について≫

筋肉の疲れ、コリの総量をよく借金に例えてお伝えしております。

例えば、重症の患者さんの場合、

「あなたは今までの人生で1000万円分ほどのコリが蓄積してしまっています。これを返済していかなくてはならないのですが、1回の治療で返済できるのは、せいぜい50万円分ほどです。免疫の関係上、どれだけがんばぅて施術してもそれ以上一気には返済できないのです」と説明させていただいております。

そのため、コリの借金（総量）が100万円分しか溜まっていない人は2回で完治できるということです。

コリをコツコツ取り除いていく治療となっています。

≪治療のペース≫

同じ部位については、一度施術を施すとその部位を免疫が修繕するまでに4日ほどかかります。

そのため、理想的な治療ペースは週2回ほどですが、生活のリズムなどから無理なく通える週1回くらいをお勧めしております。

もちろん患者さんのご都合に合わせて2週か3週に1回、または月に1回などでもゆっくりではありますが改善はしていきます。